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おとぎ話と神話に隠された古代史の真実

出版社名 笠間書院
出版年月 2024年5月
ISBNコード 978-4-305-71012-3
4-305-71012-9
税込価格 1,980円
頁数・縦 286P 19cm

商品内容

要旨

勝者によって書き換えられた歴史の真相を敗れた者たちはおとぎ話に託した!子どものころに伝え聞いたおとぎ話は牧歌的だったが、それは現代人がおとぎ話の「凄み」を見落としているからで、裏側には、「敗れた者たちの恨みつらみ」が籠められている。

目次

第1章 桃太郎と吉備津彦命伝説(「桃太郎」の原型は神話だった?
昔話の主役はみな「小さ子」「童子」 ほか)
第2章 神話に登場していた浦島太郎やかぐや姫(浦島太郎は実在したと『日本書紀』はいう
『丹後国風土記』逸文の浦島太郎伝説 ほか)
第3章 『竹取物語』と神武東征の物語(なぜかぐや姫は賎しい者に育てられたのか
聖なる者が蔑まれていく ほか)
第4章 一寸法師と神功皇后の奇妙な接点(一寸法師は鬱屈した貴種の末裔
一寸法師が住吉の子という設定に意味がある ほか)
第5章 権力者を糾弾するかぐや姫(隼人と蝦夷が八世紀に反乱を起こした理由
竹取の翁と斎部氏のつながり ほか)

著者紹介

関 裕二 (セキ ユウジ)  
1959年、千葉県柏市生まれ。歴史作家、武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー。仏教美術に魅了され奈良に通いつめ、独学で古代史を学ぶ。以後、古代をテーマに精力的に執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)