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スピノザ考 人間ならざる思考へ

出版社名 青土社
出版年月 2024年5月
ISBNコード 978-4-7917-7643-6
4-7917-7643-7
税込価格 3,960円
頁数・縦 401,18P 20cm

商品内容

要旨

スピノザとともに、人間が消える。モノとその真理だけが残る。われわれを魅惑するとともに恐怖へと陥れるスピノザの思想。その核心に迫るとともに、哲学者たちとの交差を鮮やかに描き出す。スピノザ研究の泰斗による集大成。

目次

1 スピノザ哲学の核心へ(スピノザと真理
『エチカ』は定義で始まる
現実性と必然性
永遠の相のもとに
“ある”のすべて
二つの「あたかも」
自然権と自然の権利)
2 哲学史を通過するスピノザ(近現代哲学の虚軸スピノザ
現実性をめぐって―ライプニッツとスピノザ(1)
スピノザという崖っぷち―ライプニッツとスピノザ(2)
一九世紀フランス社会主義におけるスピノザの不在
シモーヌ・ヴェイユとスピノザ、酷薄の哲学のために
ラカンにおけるスピノザのプレゼンス
マルチチュードの転覆性について―ネグリとスピノザ)

著者紹介

上野 修 (ウエノ オサム)  
1951年、京都府生まれ。国際基督教大学教養学部卒業、大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。専門は哲学・哲学史。山口大学人文学部教授、大阪大学大学院文学研究科教授を経て、大阪大学名誉教授。『スピノザ全集』(岩波書店、2022年―)の編者を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)