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ピリオド

新装版

双葉文庫 の−03−15

出版社名 双葉社
出版年月 2024年5月
ISBNコード 978-4-575-52756-8
4-575-52756-4
税込価格 1,078円
頁数・縦 602P 15cm
シリーズ名 ピリオド

商品内容

要旨

フリーカメラマンの葉子は36歳の時に離婚。子どもはなく、東京のマンションに1人で暮らしていた。葉子は仕事先の編集者、杉浦と不倫関係にあったが、時を違えて甥と姪が長野からやってくる。2人の父親、葉子の兄は癌を患い闘病していたが、2人はそれぞれ事情を抱え、実家を出たいと強く願っていた。―日々の生活で次々と起きる問題に直面し、様々な感情に揺れる葉子。今では空き家となり、朽ちた故郷の家に思いを重ね、過ごしてきた時間の中で徐々に積もっていった「心のしこり」と向き合う。

出版社・メーカーコメント

宇津木葉子の家に、兄の息子が大学受験のためにやって来る。兄は癌に冒され、死期が迫っていた。葉子は離婚を経験し、今は妻のいる男性と付き合っているが、男性の妻が殺されてしまう……。「どこかに帰りたいと思う気分、帰りたいと望む心を描いてみたかった」と語る著者が、日常生活の中で起きる事件と、それによって変化していく心情を丁寧に描く。

著者紹介

乃南 アサ (ノナミ アサ)  
1960年東京都生まれ。早稲田大学中退。広告代理店勤務を経て、88年『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞の優秀作になりデビュー。96年『凍える牙』で第115回直木三十五賞、2011年『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞を受賞。また、16年には『水曜日の凱歌』で第66回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)