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下の階にはツキノワグマが住んでいる

ことのは文庫

出版社名 マイクロマガジン社
出版年月 2024年5月
ISBNコード 978-4-86716-574-4
4-86716-574-3
税込価格 792円
頁数・縦 287P 15cm

商品内容

要旨

住んでいた賃貸マンションで火事があり、急遽引っ越すことになった頑張り屋の社会人・ゆり子が紹介されたのは、「築35年・動物入居可能」の物件だった。階下に住むのは、胸の三日月模様が印象的な、人(?)の好いツキノワグマ。誰かとコーヒーを飲むのが大好きで、はちみつケーキが大好きで、ヒグマさんのビールが大好きで、お鍋が大好きで、冬眠の前にはクリスマス・お正月・バレンタインの贈り物などを一通り済ませてから眠りにつく。そんなのんびりとしたクマと日々を過ごすうち、ゆり子の少し疲れた心は優しくほぐされていく。そして彼女はいつしか、ずっと背を向けていた母と向き合ってみようと自然と思えるようになり―。第11回ネット小説大賞受賞の極上もふもふ小説、待望の書籍化!!

出版社・メーカーコメント

「今すぐ入居できる物件は、残念ながらこちらだけです」住んでいた賃貸マンションで火事があり、急遽引っ越すことになった頑張り屋の社会人・ゆり子が紹介されたのは、「築35年・動物入居可能(ペットの意味にあらず)」の物件だった。なぜならば、ここは、人間と「人の言葉をしゃべる動物」たちが仲良く共存する、そんな世界だからだ。ゆり子の部屋の階下に住んでいたのは、胸の三日月模様が印象的な、人(?)の好いツキノワグマ。誰かとコーヒーを飲むが大好きで、はちみつケーキが大好きで、ヒグマさんの作るビールが大好きで、お鍋が大好きで、冬眠の前にはクリスマス・お正月・バレンタインの贈り物などを一通り済ませてから眠りにつく。そんなのんびりとしたクマと日々を過ごすうち、ゆり子の少し疲れた心は優しくほぐされていく。そして彼女はいつしか、ずっと背を向けていた母と向き合ってみようと自然と思えるようになり−−。

著者紹介

鞠目 (マリメ)  
主に小説投稿サイト「小説家になろう」で活動中。3,000〜6,000文字程度の短編、もしくは連載を週一ペースで投稿中。得意なジャンルは純文学、ホラー。本作『下の階にはツキノワグマが住んでいる』にて第11回ネット小説大賞を受賞し書籍化デビューに至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)