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2004年のプロ野球 球界再編20年目の真実

出版社名 新潮社
出版年月 2024年5月
ISBNコード 978-4-10-352732-9
4-10-352732-3
税込価格 1,980円
頁数・縦 270P 20cm

商品内容

要旨

―そのとき、堤義明がまるで哀訴するように語り出した。「来季パが5球団になると奇数球団で戦い続けることはどう考えても無理になります。西武を含む残る4球団で話を続けてきた。今は、あと1組の合併をひと月以内に実現できると思っている。勝手なことだが4球団を一緒にしてセに加わりたい。お願いします」球界の最深部で何があったのか。報じられることのなかった言動まで活写する驚愕のノンフィクション。

目次

はじめに 「史上最大の危機」に残された謎を追う
第1章 スターたちの渡米と沈みゆく巨艦ダイエー
第2章 近鉄にも迫る経営危機
第3章 「近鉄いただきます」
第4章 もう1組合併進行中
第5章 巨人がパ・リーグに?
第6章 「新規参入」20年目の新事実
第7章 ソフトバンク電撃参入の舞台裏
おわりに ロッテの千葉移転秘史

出版社・メーカーコメント

近鉄・オリックス合併、史上初のスト、楽天の新規参入、ソフトバンクによるダイエーホークス買収−−セ・パ2リーグの枠組みが大きく揺らいだ「史上最大の危機」には、今なお大きな謎が残されている。当事者による生々しい初証言と極秘文書を重ね合わせ、ジグソーパズルを組み立てるように定説を一新する迫真のドキュメント。

著者紹介

山室 寛之 (ヤマムロ ヒロユキ)  
野球史家、日本エッセイスト・クラブ会員。1941年北京生まれ。64年九州大学文学部卒、読売新聞社入社。広報部長、社会部長、西部本社編集局長を経て、98年6月東京読売巨人軍代表、2001年読売新聞社総務局長、03年読売ゴルフ社長を歴任。社会部記者時代は警視庁クラブで「プロ野球黒い霧事件」、「富士銀行不正融資事件」などを取材。警視庁キャップ時は「三浦和義事件」、「グリコ・森永事件」、社会部次長時に「リクルート事件」担当デスク、社会部長時は「オウム真理教事件」、「阪神、・淡路大震災」などへの取材対応を指揮した。巨人軍代表として2000年の「ON決戦(ダイエーホークスと巨人による日本シリーズ)」を体験(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)