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いっしん虎徹

角川文庫 時−や56−2

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2024年5月
ISBNコード 978-4-04-115014-6
4-04-115014-0
税込価格 1,012円
頁数・縦 525P 15cm

商品内容

要旨

貧苦のなか4人の子を亡くし、重病の妻を抱えた甲冑鍛冶がいた。鍛冶師―長曽祢興里は、「己の作った兜を、一刀のもとに断ち割る」ことができる刀を鍛えるため、江戸に向かうことを決意する。だが、一流の刀鍛冶を目指す興里に、想像を絶する試練が待ち構えていた…。数多の武士が所望し、後世に語り継がれる伝説の刀鍛冶・虎徹。鉄と炎とともに生き、己の信念を貫き通した男の生涯を描いた傑作長篇小説。

出版社・メーカーコメント

越前から重い病を患った妻とともに江戸に出て来た長曽祢興里は、独自の刀剣を完成させるも、酷評され、命を賭けた勝負にも敗れてしまう。己の未熟さを指摘された彼は、鉄と格闘する日々を送るが−−。

著者紹介

山本 兼一 (ヤマモト ケンイチ)  
1956年、京都市生まれ。同志社大学文学部美学及び芸術学専攻卒業後、出版社勤務を経てフリーのライターとなる。99年「弾正の鷹」で小説NON創刊150号記念短編時代小説賞佳作。2004年『火天の城』で第11回松本清張賞、09年『利休にたずねよ』で第140回直木賞を受賞。12年第30回京都府文化賞功労賞受賞。14年2月13日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)