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資本主義の宿命 経済学は格差とどう向き合ってきたか

講談社現代新書 2744

出版社名 講談社
出版年月 2024年5月
ISBNコード 978-4-06-535906-8
4-06-535906-6
税込価格 1,034円
頁数・縦 230P 18cm

商品内容

要旨

富裕者をより富ませ、貧困者をより貧しくさせる今日の資本主義。アダム・スミスやケインズ、ピケティは、「富と貧困」の問題をいかに論じてきたか。経済学の歴史に学びながら、経済成長か格差是正か、資本主義のジレンマについて考え、今後の進むべき道を提示する。

目次

第1章 格差の現実
第2章 資本主義社会へ
第3章 資本主義の矛盾に向き合う経済学
第4章 福祉国家と格差社会
第5章 ピケティの登場
第6章 ピケティ以降の格差論
第7章 経済成長か、公平性か
第8章 日本は格差を是正できるのか

出版社・メーカーコメント

日本の相対的貧困率15%、資産5億円以上9万世帯。アダム・スミスからピケティまで格差と経済学の歴史を辿り、日本の道を考える。

著者紹介

橘木 俊詔 (タチバナキ トシアキ)  
1943年、兵庫県生まれ。小樽商科大学、大阪大学大学院を経て、ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。京都大学教授、同志社大学教授、京都女子大学客員教授を歴任。現在、京都大学名誉教授。仏米英独で研究職・教育職を経験。元日本経済学会会長。専門は経済学、特に労働経済学。主な著書に、『日本の経済格差』(エコノミスト賞受賞)『家計からみる日本経済』(石橋湛山賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)