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夜明けのカルテ 医師作家アンソロジー

新潮文庫 し−21−110

出版社名 新潮社
出版年月 2024年6月
ISBNコード 978-4-10-105271-7
4-10-105271-9
税込価格 880円
頁数・縦 458P 16cm

商品内容

要旨

その眼で患者と病を見つめてきた医師にしか描けないことがある。新米研修医が気づいた真実。引きこもり患者を救うひと癖ある精神科医。無差別殺人犯への緊急手術。友の脳腫瘍に握る電気メス。深夜の出産に奔走する医療チーム―。彼らは考える。決断する。オペを行う。あなたの命を守るために。9名の医師作家が、知識と経験をもとに臨場感あふれる筆致で描く、空前の医学エンターテインメント集。

出版社・メーカーコメント

医師作家9名が集結。研修医、天才外科医。ミステリ&サスペンス。さまざまな領域を扱う医学小説の総合病院がついに誕生しました。

著者紹介

午鳥 志季 (ゴドリ シキ)  
1993〜。神奈川県生まれ。東京大学医学部卒。2019年、電撃小説大賞応募作に改稿を加えた『AGI‐アギ‐バーチャル少女は恋したい』で作家デビュー。現在は都内の急性期病院で診療と研究に従事する
朝比奈 秋 (アサヒナ アキ)  
1981〜。京都府生まれ。医師。2021年、「塩の道」で林芙美子文学賞を受賞。22年、同作を収録した『私の盲端』でデビュー。23年、『植物少女』で三島由紀夫賞、『あなたの燃える左手で』で泉鏡花文学賞と野間文芸新人賞を受賞
春日 武彦 (カスガ タケヒコ)  
1951〜。京都府生まれ。日本医科大学卒。産婦人科医として勤務した後、精神科医に転進。松沢病院精神科部長、多摩中央病院院長などを歴任する
中山 祐次郎 (ナカヤマ ユウジロウ)  
1980〜。神奈川県生まれ。鹿児島大学医学部卒。京都大学大学院で公衆衛生修士を、福島県立医科大学大学院で医学博士を取得。湘南医療大学臨床教授。2019年に『泣くな研修医』で小説家としてデビュー。シリーズあわせて五〇万部を超えるベストセラーに。大腸がん治療を専門とする消化器外科医として日々手術を執刀している
佐竹 アキノリ (サタケ アキノリ)  
1992〜。北海道生まれ。2014年、アルファポリス・ファンタジー小説大賞特別賞を受賞しデビュー。22年から内科専攻医として勤務している
久坂部 羊 (クサカベ ヨウ)  
1955〜。大阪府生まれ。大阪大学医学部卒。外科医、麻酔科医を経て、外務省に入省。在外公館にて医務官を務める。2003年、『廃用身』で作家デビュー。14年、『悪医』で日本医療小説大賞を受賞。現在は健診センターにて非常勤勤務
遠野 九重 (トオノ ココノエ)  
1986〜。大阪生まれ。三重大学医学部卒。2014年『張り合わずにおとなしく人形を作ることにしました。』で小説家デビュー。脳外科医であり、現在は健診、産業医業務など幅広い分野で医療に携わっている
南 杏子 (ミナミ キョウコ)  
1961〜。徳島県生まれ。日本女子大学を卒業後、出版社勤務。33歳で、東海大学医学部に学士編入。大学病院等を経て、現在は高齢者専門病院に勤務する。2016年『サイレント・ブレス』でデビュー
藤ノ木 優 (フジノキ ユウ)  
千葉県生まれ。順天堂大学医学部卒。2021年、『まぎわのごはん』で作家としてデビューする。2023年、『あしたの名医伊豆中周産期センター』で北上次郎オリジナル文庫大賞を受賞する。首都圏で産婦人科クリニックを営んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)