• 本

責任ある企業の行動原則を踏まえたサプライチェーンリスクと規制対応

出版社名 中央経済社
出版年月 2024年6月
ISBNコード 978-4-502-49301-0
4-502-49301-5
税込価格 3,190円
頁数・縦 243P 21cm

商品内容

要旨

昨今の経済大国同士のデカップリングによる分断危機、紛争による地政学リスク、パンデミックによる健康リスクなどが生み出す不確実性は、国際情勢の変化やルール変更に大きな影響を与えている。このような状況下、社会的に重要な役割を担っている企業が持続的にその価値を高め活動を続けるには、自社のみならず、サプライチェーンやバリューチェーンを念頭に置いた実務対応が求められる。本書では、サプライチェーンやバリューチェーン上のリスクを考えるに際して検討すべき規制・制度等(ESG、人権、経済安全保障、サイバーセキュリティ等)を俯瞰し、具体例として、製造・ものづくり分野におけるリスクを検知するためのルールやその形成動向などを解説する。その上で、把握したサプライチェーンリスクへどう取り組むか、その方向性を考えるためのヒントを提供する。

目次

序章 ビジネスの変化とサプライチェーンおよびバリューチェーン上のリスクマッピングの必要性(サプライチェーン・バリューチェーン上のリスクの捉え方
サプライチェーン・バリューチェーンにおける企業の社会的責任)
第1章 サプライチェーンおよびバリューチェーン(背景と概要
サプライチェーン・バリューチェーンにおけるリスク的観点)
第2章 規制・制度、安全保障等(ESGと法的リスク(環境・人権)
人権侵害リスクと企業対応 ほか)
第3章 産業構造の違いに現れるサプライチェーン上のリスク(製造・ものづくり分野のサプライチェーンにおける産業構造上の課題
持続可能な製造・ものづくり分野のサプライチェーンに関する規格・認証、標準化 ほか)
第4章 サプライチェーン・バリューチェーンリスクにおける取り組みの方向性

著者紹介

吉澤 尚 (ヨシザワ ナオ)  
GRiT Partners法律事務所。弁護士(第二東京弁護士会)。弁理士。情報処理技術者。一橋大学法学部卒業、2002年現西村あさひ法律事務所入所、漆間総合法律事務所副所長歴任、Haas School of Business UC Berkeley Executive Program “Business Excellence”プログラム修了、MITやStanfordのAIやmachine learningのプログラム修了など。2019年から内閣府バイオ戦略有識者等を歴任
増田 宏之 (マスダ ヒロユキ)  
株式会社三菱ケミカルリサーチライフサイエンス調査部所属。1968年生まれ、2004年、東京農業大学大学院博士後期課程中退。製薬企業にて、キノロン系抗菌薬および接着分子阻害薬の開発に従事。その後、企業コンサルティング業務や官公庁の委託調査業務を中心に、医薬品、医療機器、臨床研究、食品加工、ものづくり、資源・エネルギーなどの分野において、企画、探索、事業化、開発、マーケティング、サプライチェーンなどの業務に従事。直近では、内閣府官房によるバイオ戦略策定を有識者と共に支援し、業界有識者をとりまとめて、ものづくり分野、ヘルスケア分野などの産業ロードマップを策定し、エコシステム形成に貢献してきた
鈴木 修平 (スズキ シュウヘイ)  
GRiT Partners法律事務所。弁護士(第二東京弁護士会)。2009年慶應義塾大学法科大学院卒業、2010年弁護士登録。都内訴訟系法律事務所、弁護士法人漆間総合法律事務所を経て、2021年に参画。M&A/企業再編、金商法対応のほか、ベンチャー支援、ヘルスケア、個人情報保護法関係についても取り扱う。国立研究開発法人産業技術総合研究所(ヒト由来試料実験部会)の倫理委員会委員(2018年〜)ベンチャー企業の社外監査役(2022年〜)
宮川 拓 (ミヤガワ タク)  
GRiT Partners法律事務所。弁護士(東京弁護士会)。早稲田大学法学部卒、上智大学法科大学院修了、Duke University “Impact Measurement&Management for the SDGs”、2013年12月弁護士登録、2014年1月〜2016年4月株式会社ばんせい証券、2014年5月〜2016年4月Bansei Holdings LK(Pvt) Ltd(スリランカ)に出向、2016年東京丸の内法律事務所、2019年外資系医療メーカー法務部支援出向、2021年東京スタートアップコンソーシアム当事務所担当メンバー
河原 彬伸 (カワハラ アキノブ)  
GRiT Partners法律事務所。弁護士(第二東京弁護士会)。2014年大阪大学高等司法研究科修了、司法試験合格、2021年Stanford University Adjunct Professor Andrew Ng program “AI for Everyone” Certificate of Coursera onlineおよびUniversity of Michigan:Data Science and Ethics through EDX Online修了。2021年東京スタートアップコンソーシアム当事務所担当メンバー
竹内 康博 (タケウチ ヤスヒロ)  
GRiT Partners法律事務所。弁護士。2012年大阪大学法学部卒業、2014年大阪大学大学院高等司法研究科修了、司法試験合格。2016年弁護士登録、京都や大阪の法律事務所勤務を経てGRiT Partners法律事務所大阪事務所参画(大阪弁護士会登録)、事業再生研究機構、全国倒産処理弁護士ネットワーク所属
臼井 亮太 (ウスイ リョウタ)  
GRiT Partners法律事務所。弁護士。2020年関西大学法学部卒業、2020年司法試験予備試験合格、2021年司法試験合格、第75期司法修習修了、エヴィス法律会計事務所を経て、2023年11月GRiT Partners法律事務所に参画、ビジネス著作権検定上級取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)