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天皇論 「象徴」と絶対的保守主義

出版社名 作品社
出版年月 2024年5月
ISBNコード 978-4-86793-034-2
4-86793-034-2
税込価格 2,970円
頁数・縦 152P 20cm

商品内容

要旨

天皇制の本質とは、何か?象徴とは何を指すのか?天皇制の謎。それは、なぜ永続するのか?である。再発見し、定義され続ける「天皇」とは何者か?本居宣長、津田左右吉を手掛かりに、近世から登場した天皇制の言説を丁寧に追いながら、現代天皇制の本質に迫る。日本思想史の大家、ライフワーク。

目次

第1部 絶対的保守主義としての天皇制(『古事記伝』の最初で最後の愛読者
1970年代日本と宣長の読み出し―吉川幸次郎と『古事記伝』
絶対的保守主義としての天皇の道)
第2部 天皇はいかに語り始められたか(天皇はいかに語り始められたか・その1―権門体制の解体と近世社会の成立
天皇はいかに語り始められたか・その2―平民の時代と近世的知識世界の成立
天皇はいかに語り始められたか・その3―天皇は江戸社会にいかに呼び出されたか)
第3部 今も生きつづける「象徴」的天皇(徳川日本と宣長天皇論の成立―日本型華夷秩序と天皇制日本
もともと「象徴」的天皇であった―津田左右吉と戦後的天皇論
天皇とともに在り続ける日本とは何か―象徴天皇制の現在)

著者紹介

子安 宣邦 (コヤス ノブクニ)  
1933年生まれ。東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科(倫理学専攻)修了。文学博士。大阪大学名誉教授。日本思想史学会元会長。著作は韓国・台湾・中国で翻訳され、多くの読者を得ている。現在、中国で続々と著作が刊行中である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)