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世界は「見えない境界線」でできている

出版社名 かんき出版
出版年月 2024年6月
ISBNコード 978-4-7612-7743-7
4-7612-7743-2
税込価格 2,420円
頁数・縦 438,25P 19cm

商品内容

要旨

サッカーチームのサポーター立ち入り禁止区域から、不可解な進化の分岐点、デトロイトの悪名高き“8マイル・ロード”に沿って根強く残る人種分離、いまはもうない“鉄のカーテン”を越えるのを拒むシカの群れまで、地球上に存在する30の見えない線を探る。

目次

第1部 「見えない境界線」が地球を理解するのに役立つ理由(ウォレス線―引いた線が現実のものになった
竜巻回廊―時間とともに変化していく境界線
赤道無風帯とサルガッソー海
南極周極流と南極収束線
北極樹木限界線
マラリア・ベルト

第2部 「見えない境界線」が地球環境に影響をおよぼしている(コカラル・ダム―不平等、格差、分断を生んだ
秦嶺・淮河線―新エネで暖房格差はなくなるか?
グリーンベルト
チェルノブイリ立ち入り禁止区域
イーム
国際日付変更線)
第3部 「見えない境界線」が人間に領有権を主張させている(トルデシリャス条約―世界一周によって、境界線が1本では足りなくなる?
ビル・タウィール―現実と仮想世界の境界線
アウトバック
地雷と構成体境界線
ブエノスアイレスのサッカー
ロサンゼルスのストリート・ギャング)
第4部 「見えない境界線」は“私たち”と“彼ら”をどう分けているか(8マイル―人種だけでなく生活や心を分断するもの
パリの郊外―住宅危機と移民の増加によってスラム化
平和の壁
ベルリンの壁
ウラル山脈
ボスポラス海峡)
第5部 「見えない境界線」は文化を守る砦(エルヴィム―物理的境界であり社会的境界でもある
アチェ―“道徳警察”のいる場所
北センチネル島
ブルターニュ地方の言語境界線
ドイツの方言境界線
バイブル・ベルト)

著者紹介

サムソン,マキシム (サムソン,マキシム)   Samson,Maxim
シカゴ・デポール大学の地理学の講師。イギリス信仰学校の入学方針、インドネシアの津波への対応、1933〜34年のシカゴ万国博覧会など、さまざまなテーマの学術論文を発表。「宗教と信仰体系の地理学」(GORABS)研究グループの議長。近年、『ユダヤ教育ジャーナル』の副編集長に就任
染田屋 茂 (ソメタヤ シゲル)  
編集者・翻訳者
杉田 真 (スギタ マコト)  
翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)