古本食堂新装開店
出版社名 | 角川春樹事務所 |
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出版年月 | 2024年6月 |
ISBNコード |
978-4-7584-1467-8
(4-7584-1467-X) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 283P 19cm |
NetGalley 会員レビュー 書店関係者 おすすめ度 この本を読むと、よい本を読むこととおいしい料理を食べることは似ているのだなと感じます。今回も期待通り、本作も様々な本とおいしそうな料理が登場してとても面白かったですし、私も神保町に行って、本を選んだり、選んでもらったり、おいしいお弁当や天ぷらを食べたりしたい!という気持ちになりました。今回は、前作にはなかった滋郎さん視点で描かれている箇所もあって、より滋郎さん像が深まったように思います。中学生のお弁当を探す章が特に好きで、私も遠くに住んでいる母のことを想いながら読みました。今回もきっとたくさんの人に愛される作品だと思います。 レビュアー おすすめ度 前作を読んだ時に、シリーズ化を希望していたのだけど、願いが叶った!鷹島古書店が新装開店。一歩踏み出した珊瑚さんと美希喜が、また新たな一歩を踏み出す。ふたりが古書店の本棚からさりげなく取り出す本たちの何と魅力的なこと!神保町の美味しいごはんもたくさん出てきて嬉しい。特に表紙のお弁当が気になりすぎる。読みながら、コーヒーも飲みたくなります。この本読んでる途中でコーヒーを淹れに立った人、絶対いるはず。壁の秘密にもぐっときた。滋郎さんの物語も、もっと読みたい。神保町の老舗古書店の経営。大変なこともたくさんあるけれど、どうかこれからも続けてほしいと2人にエールを送りたくなった。ラスト一行も最高でした! 書店関係者 おすすめ度 新たな本との出会い、思わずお腹がぐうと鳴るごはんの描写、時に温かく時に切ない人情噺、大切な人の大切なものを守る決意。その豊かさに、ふんわり笑ってきゅっと胸が熱くなる、「古本食堂」の第2作。神保町にある鷹島古書店を舞台に、実在する古書と古書店、お食事処の情報に加え、今回は文壇バーや古書店で撮られた映画の話題もあり、実際に行きたい!見てみたい!という気持ちが掻き立てられます。本と人を愛する古書店で、珊瑚さんや美希喜ちゃんとお話しができて、労りの心を込めた美味しいコーヒーを頂けて、そのうえ自分のために選んだお勧めの本も買えるなんて、もう最高じゃないですか…そんな鷹島古書店のこれからに期待しています! 上記レビューの提供元:NetGalley(株式会社メディアドゥ) NetGalleyとは、本を応援するWEBサイトです。 |
商品内容
要旨 |
珊瑚(70代)は急逝した兄の跡を継いで、神保町で小さな古書店を営んでいる。親戚の美希喜(20代)が右腕だ。作家志望の悩める青年や、老母のために昭和に発行された婦人雑誌を探している中年女性など、いろいろなお客さんがやって来る。てんぷら、うなぎ、カレー…神保町の美味しい食と思いやり深い人々、人生を楽しく豊かにしてくれる本の魅力が沢山つまった極上の物語。 |
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出版社・メーカーコメント
珊瑚(70代)は急逝した兄の跡を継いで、東京の神田神保町で小さな古書店を営んでいる。珊瑚の親戚で大学院を卒業したばかりの美希喜が右腕だ。作家志望の悩める青年や、老母のために昭和に発行された婦人雑誌を探している中年女性……など、色々なお客さんがやって来る。てんぷら、うどん、うなぎ、カレー、タイ料理他、神保町で出会える美味しい食と思いやり深い人々、人生を楽しく豊かにしてくれる本の魅力が沢山つまった極上の物語。