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地政学の逆襲 「影のCIA」が予測する覇権の世界地図

朝日新書 959

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2024年6月
ISBNコード 978-4-02-295270-7
4-02-295270-9
税込価格 1,760円
頁数・縦 565P 18cm

商品内容

要旨

地理は次に起こる「歴史」を予見する―世界情勢の行方を描く、地政学の決定本!なぜイランとイスラエルは対立するのか?なぜウクライナはロシアを変える存在なのか?イアン・ブレマー氏率いる「ユーラシア・グループ」上級顧問の著者が、縦横無尽な取材体験と歴史書の読み解きを通し国際政治の大局を示す。

目次

失われた地理感覚を求めて
第1部 空間をめぐる競争(ポスト冷戦の世界
地理の逆襲
ヘロドトスとその継承者たち
ユーラシア回転軸理論
ナチスによる歪曲
リムランド理論
シーパワーの魅惑
空間の危機)
第2部 二一世紀初めの世界地図(ヨーロッパの統合
拡大するロシア
大中華圏
インドのジレンマ
中軸国家イラン
旧オスマン帝国)
第3部 アメリカの大戦略(岐路に立つメキシコ)

出版社・メーカーコメント

ウクライナ戦争、パレスチナ紛争、米国分断ーー。政治的基盤が足元から大きく揺らぐ時代における「地理」の重要性を鮮やかに論じ、縦横無尽かつ重厚な現場の体験と歴史書との対話で世界を映し出す。“地政学本の決定版”が待望の新書化。

著者紹介

カプラン,ロバート D. (カプラン,ロバートD.)  
1952年、ニューヨークのユダヤ系の家庭に生まれる。コネチカット大学卒業後、地方紙記者を経てチュニジア、イスラエル、東欧、中東、ポルトガル、ギリシアなど数多くの国を旅する。1980年代以降はイラン・イラク戦争、アフガニスタン戦争、アフリカを取材し、国際ジャーナリストとしての地位を築く。2012年より米民間情報機関、ストラテジック・フォーカスティング(ストラトフォー)に所属し、地政学のチーフアナリストとして活躍している。2008〜12年には新アメリカ安全保障センターの上級研究員、2009〜11年には米政権ブレーンとして、国防総省・防衛政策協議会のメンバーを務めた。2011年、『フォーリン・ポリシー』誌の「世界を考える100人」に選出される。国際情勢や旅行記など多数の著作を手がける
櫻井 祐子 (サクライ ユウコ)  
翻訳家。京都大学経済学部経済学科卒、オックスフォード大学経営学修士。都市銀行などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)