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働くということ 「能力主義」を超えて

集英社新書 1219

出版社名 集英社
出版年月 2024年6月
ISBNコード 978-4-08-721319-5
4-08-721319-6
税込価格 1,078円
頁数・縦 258P 18cm

商品内容

要旨

他者と働くということは、一体どういうことか?なぜわたしたちは「能力」が足りないのではと煽られ、自己責任感を抱かされるのか?著者は大学院で教育社会学を専攻し、「敵情視察」のため外資系コンサルティングファーム勤務を経て、現在は独立し、企業などの「組織開発」を支援中。本書は教育社会学の知見をもとに、著者が経験した現場でのエピソードをちりばめながら、わたしたちに生きづらさをもたらす、人を「選び」「選ばれる」能力主義に疑問を呈す。そこから人と人との関係を捉え直す新たな組織論の地平が見えてくる一冊。

目次

プロローグ 働くということ―「選ぶ」「選ばれる」の考察から
序章 「選ばれたい」の興りと違和感
第1章 「選ぶ」「選ばれる」の実相―能力の急所
第2章 「関係性」の勘所―働くとはどういうことか
第3章 実践のモメント
終章 「選ばれし者」の幕切れへ―労働、教育、社会
エピローグ

出版社・メーカーコメント

他者と働くということは、一体どういうことか?なぜわたしたちは「能力」が足りないのではと煽られ、自己責任感を抱かされるのか? 著者は大学院で教育社会学を専攻し、「敵情視察」のため外資系コンサルティングファーム勤務を経て、現在は独立し、企業などの「組織開発」を支援中。本書は教育社会学の知見をもとに、著者が経験した現場でのエピソードをちりばめながら、わたしたちに生きづらさをもたらす、人を「選び」「選ばれる」能力主義に疑問を呈す。そこから人と人との関係を捉え直す新たな組織論の地平が見えてくる一冊。「著者は企業コンサルタントでありながら(!)能力と選抜を否定する。本書は働く人の不安につけこんで個人のスキルアップを謳う凡百のビジネス本とは一線を画する」――村上靖彦氏(大阪大学大学院教授、『ケアとは何か』『客観性の落とし穴』著者)推薦!◆目次◆序章 「選ばれたい」の興りと違和感 第一章 「選ぶ」「選ばれる」の実相ーー「能力」の急所第二章 「関係性」の勘所ーー働くとはどういうことか第三章 実践のモメント終章 「選ばれし者」の幕切れへーー労働、教育、社会◆著者略歴◆勅使川原真衣(てしがわら まい)1982年横浜生まれ。組織開発専門家。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。外資コンサルティングファーム勤務を経て、2017年に組織開発を専門とする「おのみず株式会社」を設立。企業をはじめ病院、学校などの組織開発を支援する。二児の母。2020年から乳ガン闘病中。「紀伊國屋じんぶん大賞2024」8位にランクインした初めての著書『「能力」の生きづらさをほぐす』(どく社)が大きな反響を呼ぶ。

著者紹介

勅使川原 真衣 (テシガワラ マイ)  
1982年横浜生まれ。組織開発専門家。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。外資コンサルティングファーム勤務を経て、2017年に組織開発を専門とする「おのみず株式会社」を設立。企業をはじめ病院、学校などの組織開発を支援する。二児の母。2020年から乳ガン闘病中。「紀伊國屋じんぶん大賞2024」八位にランクインした初めての著書『「能力」の生きづらさをほぐす』(どく社)が大きな反響を呼ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)