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戦国大名の家中抗争 父子・兄弟・一族・家臣はなぜ争うのか?

星海社新書 297

出版社名 星海社
出版年月 2024年6月
ISBNコード 978-4-06-536180-1
4-06-536180-X
税込価格 1,540円
頁数・縦 221P 18cm

商品内容

要旨

十五世紀後半以降、戦国大名が争った時代。大名たちは他国の大名と戦うだけでなく、一族や家中の敵と戦わなければならなかった。戦国大名は必ずしも絶対的な権力で家臣や領民を従わせているわけではなく、当主の一族や家臣の支持により成り立っていたからである。もしも当主が無能と判断されれば、新しい当主を擁立するために一族や家臣から謀反を起こされた。それが血を分けた親子や兄弟であっても、抗争は激しく非情なものとなった。本書は信頼できる史料や先行研究に基づき、なぜ戦国大名は身近な者同士で戦ったのか、時代の本質に鋭く迫る。

目次

第1章 実子がなかったために起きた抗争―細川政元 上杉謙信
第2章 親子で主導権を争ったケース―武田信虎・信玄父子 斎藤道三・義龍父子
第3章 当主と家臣の抗争―赤松義村と浦上村宗 大内義隆と陶晴賢 島津義久と伊集院忠真 宇喜多秀家と家臣団
第4章 親が子を殺した事件―武田信玄・義信父子 徳川家康・信康父子 豊臣秀吉・秀次父子
第5章 当主死後の後継者争い―毛利元就と相合元綱 今川義元と玄広恵探
第6章 兄弟間の抗争劇―織田信長・信勝・信広兄弟 浦上政宗・宗景兄弟 伊達政宗・小次郎兄弟

出版社・メーカーコメント

戦国大名は他国の大名と戦うだけではなく、家督をめぐって親子・兄弟・一族・家臣で争った。もうひとつの苛烈な戦国抗争史をひもとく。

著者紹介

渡邊 大門 (ワタナベ ダイモン)  
歴史学者。1967年生まれ。1990年関西学院大学文学部卒業。2008年佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、株式会社歴史と文化の研究所代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)