• 本

文房具の考古学 東アジアの文字文化史

歴史文化ライブラリー 599

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2024年7月
ISBNコード 978-4-642-05999-2
4-642-05999-7
税込価格 2,090円
頁数・縦 267P 19cm

商品内容

要旨

道具を使って文字を書く―。文字文化はいかに生まれ発展してきたのか。文字が持つ権威・芸術性などに触れ、記号・絵文字に始まる歴史を紹介。文字と同時に日本へ伝播した筆記具と併せて描く、古代東アジアの文化史。

目次

移りゆく文字と文房具―プロローグ
人類と文字(人類による文字の営み
文字前史―文字と記号
人間は文字で何をしてきたか)
東アジアの文字とその歴史(漢字の誕生と広がり
韓半島の初期文字使用
日本の初期文字使用)
書くという行為(筆記行為のあれこれ
文房具―もう一つの文字文化
研究素材としての文房具)
墨書を彩る道具たち(筆 文字を生み出すアジアのペン
墨 記録を伝える悠久のインク
硯 現代に残る筆記の記憶
書写材料 文字を体現するメディア
書写の実験考古学)
古代文房具を使用した人々と社会(文房具を使った人とその場所
文房具が使われた社会)
文字と文房具と古代国家―エピローグ

出版社・メーカーコメント

道具を使って文字を書く−。今日では当たり前の行為である筆記の文化は、いかに生まれ発展してきたのか。文字が持つ権威・宗教性・芸術性などの側面に触れつつ、文字の種類や記録法などの歴史を紹介。文字と同時に変化し日本へ伝播した筆・墨・硯・紙など、筆記具の造形や装飾に着目し、著者独自の実験も交えて描き出す、古代東アジアの文化史。

著者紹介

山本 孝文 (ヤマモト タカフミ)  
1974年、長野県に生まれる。現在、日本大学文理学部教授(文学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)