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私たちは電気でできている 200年にわたる生体電気の研究の歴史と未来の展望

出版社名 青土社
出版年月 2024年7月
ISBNコード 978-4-7917-7651-1
4-7917-7651-8
税込価格 3,080円
頁数・縦 385,7P 19cm

商品内容

要旨

骨、皮膚、神経、筋肉など、私たちの体のすべての細胞は、さながら小さな電池のように電圧を持っている。この生体電気があるからこそ、私たちの脳は体に信号を送ることができる。生体電気に異常が生じると、病気や奇形、がんになる可能性がある。しかし、もしこの生体電気を制御したり修正したりすることができれば、がん細胞を健康な細胞に戻したり、細胞や臓器、手足を再生したり、老化を遅らせたりするなど、様々な可能性が広がる。気鋭のジャーナリストが、「21世紀最大の科学的発見」となるかもしれない生体電気研究の歴史と未来を余すところなく描く。

目次

第1部 生体電気の始まり(人工的なものVs.動物―ガルヴァーニ、ヴォルタ、そして電気をめぐる闘い
壮大な疑似科学―生体電気の興亡)
第2部 生体電気とエレクトローム(エレクトロームと生体電気コード―身体の電気言語をどう話すか)
第3部 脳と身体の生体電気(心臓に電気を通す―電気信号の有用なパターンはどのように発見されたか
人工記憶から感覚インプラントまで―神経コードの探求
癒しの火花―脊髄再生の謎)
第4部 誕生と死の生体電気(はじめに―ヒトを構築/再構築する電気
最後に―分解して元に戻す電気)
第5部 未来の生体電気(シリコンとイカの交換―生物を生体電気に変える
自分をよりよく電化する―電気化学による新しい脳と身体)

著者紹介

エイディ,サリー (エイディ,サリー)   Adee,Sally
科学技術ライター。New York Times、BBC Future、Quartz、The Economistなどに寄稿。New Scientist誌とIEEE Spectrum誌で10年間にわたり技術特集の編集者を務めた経験を持ち、シリコンバレーの血液クリニックを取材した記事でUS National Press Club賞、BT Information Security賞、Guild of Health Writers賞などを受賞している
飯嶋 貴子 (イイジマ タカコ)  
翻訳家。サンフランシスコ州立大学大学院比較文学修士課程修了。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)