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ダーク・マターズ 監視による黒人差別の歴史とテクノロジー

出版社名 明石書店
出版年月 2024年7月
ISBNコード 978-4-7503-5789-8
4-7503-5789-8
税込価格 3,850円
頁数・縦 298P 20cm

商品内容

要旨

人種を対象とする監視を可視化する。奴隷制度から現在に至るまで、黒人がいかに監視され続けてきたか。奴隷船の設計、夜間の取り締まり、焼印、空港セキュリティ、生体認証(バイオメトリクス)など、人種的な境界線や国境、身体を再定義する管理と統治の手法としての差別的な監視を晒し出す。

目次

イントロダクション(監視学からみた「人種差別的監視」と「黒人監視」
各章の紹介)
第1章 監視研究ノート―帰らざる扉への地図(見られることなく見る―パノプティコンの設計
「パノプティコン」「パノプティカル」「パノプティシズム」に取り消し線を引く―批判的再解釈
2フィート7インチ―奴隷船の設計
監視による人種差別
それはどのようなものか、それは何なのか―黒い外見のイメージをコントロールする)
第2章 誰もが太陽の下で少し日を浴びている―『黒人の書』の成り立ち(黒人の逃亡
たいまつ、拷問、そしてトタウ―ニューヨーク市におけるランタン法
所有物とパスポート―フランシス・タバーンでの審問委員会
結び)
第3章 黒人性への焼印とブランディング―生体認証技術と黒人に対する監視(黒人への焼印
バイオメトリクス(生体認証)によるブランディング
黒人性のブランディング
結び)
第4章 運輸保安局はソランジュのアフロヘアに何を見たか?―空港におけるセキュリティ・シアター(旅程1―ブラックのまま飛ぶ
旅程2―空港の保安検査場での監視
結び―「忘れないでください」)

著者紹介

ブラウン,シモーヌ (ブラウン,シモーヌ)   Browne,Simone
テキサス大学オースティン校准教授。トロント大学でPh.D.取得。本書で2015年にローラ・ロメロ最優秀図書賞(Lora Romero First Book Publication Prize)、監視スタディーズブック賞(Surveillance Studies Book Prize)、2016年にマクギャノン・ブックアワード(McGannon Book Award)を受賞
野中 香方子 (ノナカ キョウコ)  
翻訳家。お茶の水女子大学文教育学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)