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ミチノオク

出版社名 新潮社
出版年月 2024年6月
ISBNコード 978-4-10-381406-1
4-10-381406-3
税込価格 2,420円
頁数・縦 263P 20cm

商品内容

要旨

故郷東北を再発見する九つの旅で出会う、人の心のオク。様々な禍福の中で、曲折に満ちた人生を紡ぐ人々。安穏をセンリツせしめる静かな命のセンリツを私小説作家が綴る、新しい紀行文学。

目次

西馬音内
貞山堀
飛島
大年寺山
黄金山
月山道
苗代島
会津磐梯山
遠野郷

出版社・メーカーコメント

震災から十余年、故郷東北を再発見する旅で出会う、歴史と人の心のオク。数々の天変地異に見舞われながら、ミチノクの人々はひたむきに生き、確かな文化や習俗を育んできた。西馬音内、黄金山、苗代島、遠野郷−−生まれ育った仙台で執筆を続ける私小説作家が辿る、現代の「おくのほそ道」。東北で生きる人々の人生の曲折を、還暦を迎えた自身のこれまでと重ね合わせて描く、九つの紀行小説集。

著者紹介

佐伯 一麦 (サエキ カズミ)  
1959年、宮城県仙台市生れ。仙台第一高校卒。雑誌記者、電気工など様々な職に就きながら、1984年「木を接ぐ」で「海燕」新人文学賞を受賞し、作家デビュー。1990年『ショート・サーキット』で野間文芸新人賞、1991年『ア・ルース・ボーイ』で三島由紀夫賞、1997年『遠き山に日は落ちて』で木山捷平文学賞、2004年『鉄塔家族』で大佛次郎賞、2007年『ノルゲNorge』で野間文芸賞、2014年『還れぬ家』で毎日芸術賞、『渡良瀬』で伊藤整文学賞、2020年『山海記』で芸術選奨文部科学大臣賞を、それぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)