商品内容
要旨 |
「ニューミュージック・マガジン」などの1970年前後のオルタナティブな批評誌で展開された議論や論争を読み込み、ポピュラー音楽と社会状況との関係を明らかにする。音楽が“情況”や運動とどう対峙したのかを描くことで、戦後日本が抱える内なる他者や“アメリカ”の変容をあぶり出す。 |
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目次 |
序章 “他者”の到来(問題設定 |
要旨 |
「ニューミュージック・マガジン」などの1970年前後のオルタナティブな批評誌で展開された議論や論争を読み込み、ポピュラー音楽と社会状況との関係を明らかにする。音楽が“情況”や運動とどう対峙したのかを描くことで、戦後日本が抱える内なる他者や“アメリカ”の変容をあぶり出す。 |
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目次 |
序章 “他者”の到来(問題設定 |
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4-7872-3538-9
音楽雑誌と政治の季節 戦後日本の言論とサブカルチャーの形成過程
山崎隆広/著
青弓社
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BK
出版社・メーカーコメント
1969年に評論家・中村とうようたちが創刊した音楽批評誌「ニューミュージック・マガジン」は、「ロッキング・オン」などとともに戦後のポピュラー音楽やサブカルチャーをめぐる議論を牽引した。そのなかで〈他者〉、とりわけアメリカはどのような存在だったのか。戦後の音楽産業、音楽雑誌や出版をめぐる事情などの基礎知識を押さえたうえで、「ニューミュージック・マガジン」の編集者を務めた北中正和へのインタビューや日本語ロック論争から、当時のポピュラー音楽と社会状況との関わりを明らかにする。加えて、吉本隆明たちが立ち上げた「試行」が日本の文化状況に与えたインパクトや、サブカルチャーへの影響などについても検証する。1970年前後のオルタナティブなリトルマガジンで展開されたポピュラー音楽批評から、音楽が情況や運動とどう対峙したのかを描き、それをとおして戦後日本が抱える内なる他者や〈アメリカ〉の変容をあぶり出す。