• 本

くわいの丸煮 木挽町芝居茶屋事件帖

ハルキ文庫 し11−20 時代小説文庫

出版社名 角川春樹事務所
出版年月 2024年7月
ISBNコード 978-4-7584-4654-9
4-7584-4654-7
税込価格 792円
頁数・縦 274P 16cm

商品内容

要旨

冬が近づき、木挽町の芝居茶屋かささぎでも、ふうふう言いながら食べる豆腐や里芋の田楽などをはじめ、体の温まる料理が人気だ。そんなある日、店に金持ち風の男が現れた。男は日本橋で本屋を営む萬屋清兵衛と名乗り、山村座の座元兼役者の四代目長太夫の贔屓筋だと言う。見た目と裏腹に質素な品を頼んだ清兵衛は帰り際、かささぎの商売敵・巴屋の話をして去っていく。同じ頃、消息を絶った弟を捜しに来たという女客とその息子の二人連れに協力することになった喜八たち。そこには鬼勘も絡んできて―。失踪の謎、絡み合う因縁、元かささぎ組の絆…シリーズ完結篇!

著者紹介

篠 綾子 (シノ アヤコ)  
1971年、埼玉県生まれ。東京学芸大学卒。健友館文学賞受賞作『春の夜の夢のごとく―新平家公達草紙』でデビュー。短篇「虚空の花」で九州さが大衆文学賞佳作受賞。主な著書に『青山に在り』(日本歴史時代作家協会賞作品賞)、主なシリーズに「更紗屋おりん雛形帖」(歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)