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パレスチナ詩集

ちくま文庫 た103−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2024年7月
ISBNコード 978-4-480-43953-6
4-480-43953-6
税込価格 1,540円
頁数・縦 204P 15cm

商品内容

要旨

「世界の果てに辿り着いたとき、われらはどこへ行けばよいのか。/最後の空が終わったとき、鳥はどこで飛べばよいのか。」詩を喪失したとき、敗北した国はさらに敗北する。ホメロスに始まる西洋文学がつねに勝者の側から語られてきたとするならば、今こそ敗者の声を詩に結実させなければならない。本書はパレスチナの亡命詩人の、生涯を懸けた絶唱である。

目次

1(パレスチナから来た恋人
地がわれらを圧迫して)
2(道のなかにさらなる道
この大地にあって ほか)
3(壁に描く)
4(韻律がわたしを選ぶ
してしまったことに言い訳などしてはいけない ほか)

出版社・メーカーコメント

パレスチナに生まれ、亡命を生きた大詩人ダルウィーシュ。惨事と野蛮に抗し、実存的な主題として同地に向きあった。敗者の声を詩に結実させた絶唱。

著者紹介

ダルウィーシュ,マフムード (ダルウィーシュ,マフムード)   Darwish,Mahmoud
1941‐2008。パレスチナに生まれ、イスラエル建国後は入獄と亡命の生を生きる。アラブ現代詩におけるもっとも重要な詩人の一人。ベイルートにてPLOに参加するが、オスロ合意に疑念を抱き、自治政府の組閣に参加せず。1969年にロータス賞を、83年にレーニン平和賞を受ける。サイードの著作に霊感を与え、ゴダール映画に出演する
四方田 犬彦 (ヨモタ イヌヒコ)  
1953年生まれ。批評家・エッセイスト・詩人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)