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夜と跳ぶ SHIBUYA STREET SKATER

出版社名 PHP研究所
出版年月 2024年7月
ISBNコード 978-4-569-85724-4
4-569-85724-8
税込価格 1,870円
頁数・縦 280P 19cm
シリーズ名 夜と跳ぶ

NetGalley 会員レビュー

図書館関係者

おすすめ度おすすめ度★5

今回も最高!額賀さんの文章好きすぎます。年の差バディが次々に事件に巻き込まれる。スケボーも事件も颯爽とめぐりめぐる。目が離せない。「厳しさもとりすぎたら体に悪い」ついつい熱くなってしまう親の気持ちも分かる。元夫婦の関係も素敵だったし、いつの間にか大人に発言をする娘との付かず離れずな関係も良かった。そんな人だからこそ、エイジも共にオリンピックを目指す気持ちになってきたのかな。続編希望します。

レビュアー

おすすめ度おすすめ度★5

奴らはスケボー界のバンクシーだ!華麗なトリックで夜を切り裂く、最高にクールなスケボー小説、爆誕です。こんな種目、何の関心もなかったのにはずなのに、それなのに、気づけば完全に夢中でした。この著者、どんだけ引き出しもってんのよ!主人公は38歳のスポーツカメラマン。暴力沙汰で仕事も意欲も失くしていた彼が表舞台から消えたスケボーの金メダリストに出会い、魅せられて新たな生き甲斐にのめり込んでいきます。痺れた〜。こんな世界があったのか!

書店関係者

おすすめ度おすすめ度★5

今夏、ナンバー1の胸熱作!!最高!最高最高!好き好き好き!かっこよすぎる!スケートボードの疾走感と臨場感にワクワクして爽快でした。それになによりエイジと丈太郎のコンビが最高!偶然出逢ったお騒がせな2人が数々のトラブルを乗り越えて、互いに絶対に必要な存在になっていく。その信頼関係に胸が熱くなる。エイジを撮るのは丈太郎だし、丈太郎が撮るのはエイジだけ。まさに「俺はお前に呼ばれたんだ」です。光に反射してキラキラと輝く金髪のエイジとその横でカメラを構える丈太郎の楽しそうな2人の姿が目に浮かぶよう。そしてラストシーン、ここまできた2人の過程とこれからの2人の未来に思いを馳せて、ジーンとうるっとしました。

上記レビューの提供元:NetGalley(株式会社メディアドゥ)

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商品内容

要旨

不祥事を起こし謹慎中の中年スポーツカメラマン与野は、ある夜渋谷で、東京五輪金メダリストの大和エイジと偶然出会う。金メダリストでありながら、次のパリオリンピックに出ようともせず、自由気ままに滑るだけのエイジに反感を覚えつつ、その圧倒的な力に魅了され、与野はエイジの専属カメラマン、通称「フィルマー」として、彼の日常の滑りを撮影することに。ともに最高のトリック(ジャンプ、空中動作、回転などの技)を追い求める二人だが、次第に連続窃盗事件や通り魔事件など、深夜の渋谷を取り巻く奇妙なトラブルに巻き込まれていく…。

出版社・メーカーコメント

撮れるもんなら、撮ってみろ−−。崖っぷちカメラマンとスケートボードの初代五輪金メダリストが繰り広げる、傑作スポーツ青春小説!

著者紹介

額賀 澪 (ヌカガ ミオ)  
1990年、茨城県生まれ。日本大学芸術学部卒業。2015年、「ウインドノーツ」(刊行時に『屋上のウインドノーツ』と改題)で第22回松本清張賞、同年、『ヒトリコ』で第16回小学館文庫小説賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)