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ジョゼフ・フーシェ ある政治的人間の肖像

中公文庫 ツ2−3

出版社名 中央公論新社
出版年月 2024年7月
ISBNコード 978-4-12-207542-9
4-12-207542-4
税込価格 1,430円
頁数・縦 387P 16cm

商品内容

要旨

フランス革命から帝政、さらに復古王政へ。この激動期に現れた「完全なマキアヴェリスト」ジョゼフ・フーシェ。ある時はギロチンよりも効率的な方法で反動者を殺戮し、ある時は秘密警察を駆使し、ナポレオンをも心理的に追いつめる。陰謀と変節と裏切りの限りを尽くして生き抜いた政治的人間の生態を浮き彫りにする本格評伝。

目次

第1章 売りだすまで 一七五九‐一七九三年
第2章 「リヨンの虐殺者」 一七九三年
第3章 ロベスピエールとのたたかい 一七九四年
第4章 総裁政府と統領政府の大臣 一七九九‐一八〇二年
第5章 皇帝の大臣 一八〇四‐一八一一年
第6章 皇帝にたいするたたかい 一八一〇年
第7章 気のすすまない間奏曲 一八一〇‐一八一五年
第8章 ナポレオンとの決戦 一八一五年 百日天下
第9章 失脚と最期 一八一五‐一八二〇年

出版社・メーカーコメント

陰謀と変節の限りを尽くして激動期のフランスを生き抜いたフーシェ。革命家への転身からナポレオンとの対決、その最期までを鮮烈に描いた本格評伝。改訳版。

著者紹介

ツヴァイク,シュテファン (ツヴァイク,シュテファン)  
作家。1881年、オーストリア生まれ。ウィーン大学で哲学を学び、第一次世界大戦中は、ロマン・ロランとともに反戦平和の活動に従事する。大戦後は、ザルツブルクに住み、数々の作品を発表。ヒトラーの政権掌握後、ロンドンに亡命。その後アメリカ、さらにブラジルへ移住するが、1942年、自ら命を絶つ
山下 肇 (ヤマシタ ハジメ)  
1920年東京生まれ。ドイツ文学者。東京大学名誉教授。訳書にゲーテ『ファウスト』(日本翻訳文化賞)、ブロッホ『希望の原理』(共訳、日本翻訳文化賞)ほかがある。2008年没
山下 萬里 (ヤマシタ バンリ)  
1948年生まれ。ドイツ・オーストリア文学、比較文学専攻。拓殖大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)