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標本画家、虫を描く 小さなからだの大宇宙

出版社名 亜紀書房
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-7505-1845-9
4-7505-1845-X
税込価格 2,200円
頁数・縦 220P 21cm

商品内容

要旨

師匠はいない。相棒は顕微鏡と製図用ペン。描くのは体長数ミリの昆虫たち。点と線、ペン先でとらえる生命の形。来る日も来る日も、ただひたすらに虫を描いてきた。孤高の標本画家・川島逸郎が自らの半生と仕事を語る。収録標本画100点。

目次

虫たちの記憶
カブトムシに向き合い直す
単なる写生にあらず
異次元のミクロワールド
「描くため」のそなえ―描画以前
前処理 正確に描き、示すために
「線引き」の高いかべ
シンプルな線画でこそ伝わることとは?
ひたすら点を置き続ける
光をとらえる
数える毛と数えない毛
鱗粉に隠された真の姿 チョウの体
修正は徹底的に
忘れられない失敗
スケッチを通して、アリの体を学ぶ
無理難題の依頼
窮余の策?『完訳 ファーブル昆虫記』図版制作の舞台裏
前例のない絵
トンボの尻尾を描き続けた日々
小さなハチと、先人の仕事とに挑む〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

点と線、ペン先でとらえる生命(いのち)の形師匠はいない。相棒は顕微鏡と製図用ペン。描くのは体長数ミリの昆虫たち。来る日も来る日も、ただひたすらに虫を描いてきた。孤高の標本画家・川島逸郎が自らの半生と仕事を語る。《 標本画100点収録!》体長が数ミリほどの昆虫を緻密な線と点で描き、第一線で活躍する専門家たちからも一目置かれる、標本画家・川島逸郎。経験と知識に裏打ちされたテクニックを駆使し、私たちの小さき隣人たちの姿を描き出す。五〇年を経てなお続く試行錯誤の日々を、自ら手がけた標本画とともに語る。

著者紹介

川島 逸郎 (カワシマ イツロウ)  
1969年川崎市生まれ。生物画家。日本トンボ学会、日本昆虫分類学会等の各会員。学術論文の標本画担当多数。自らも原著論文や記録報告などの出版公表を行い、その数は四五〇編(2024年度時点)にのぼる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)