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インドラネット

角川文庫 き34−3

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2024年7月
ISBNコード 978-4-04-114320-9
4-04-114320-9
税込価格 946円
頁数・縦 423P 15cm

商品内容

要旨

平凡な顔、運動神経は鈍く、勉強も得意ではない―何の取り柄もない八目晃は、非正規雇用でゲームしか夢中になれない無為な生活を送っていた。唯一の誇りは、高校時代のカリスマ、野々宮空知とその美貌の姉妹と家族ぐるみで親しくしたこと。だが野々宮家の父親の葬儀で、空知はカンボジアで消息を絶ったと聞かされる。空知を捜しに東南アジアの混沌の中に飛び込むが、そこで待っていたのは、彼らの凄絶な過去だった…。

出版社・メーカーコメント

平凡な顔、運動神経は鈍く、勉強も得意ではない−−何の取り柄もないことに強いコンプレックスを抱いて生きてきた八目晃は、非正規雇用で給与も安く、ゲームしか夢中になれない無為な生活を送っていた。唯一の誇りは、高校の同級生で、カリスマ性を持つ野々宮空知と、美貌の姉妹と親しく付き合ったこと。だがその空知が、カンボジアで消息を絶ったという。空知の行方を追い、東南アジアの混沌の中に飛び込んだ晃。そこで待っていたのは、美貌の三きょうだいの凄絶な過去だった……

著者紹介

桐野 夏生 (キリノ ナツオ)  
1951年金沢生まれ。93年『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞、98年『OUT』で日本推理作家協会賞、99年『柔らかな頬』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、04年『残虐記』で柴田錬三郎賞、05年『魂萌え!』で婦人公論文芸賞、08年『東京島』で谷崎潤一郎賞、09年『女神記』で紫式部文学賞、10年『ナニカアル』で島清恋愛文学賞、11年同作で読売文学賞。04年、英訳版『OUT』で日本人初のエドガー賞候補となる。15年紫綬褒章、21年早稲田大学坪内逍遙大賞、23年『燕は戻ってこない』で毎日芸術賞と吉川英治文学大賞、24年日本芸術院賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)