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本格ミステリの構造解析 奇想と叙述と推理の迷宮

出版社名 南雲堂
出版年月 2024年7月
ISBNコード 978-4-523-26616-7
4-523-26616-6
税込価格 3,850円
頁数・縦 478P 20cm

商品内容

要旨

他に類を見ない特殊な構造を持つ唯一無二の小説ジャンル“本格ミステリ”。その特殊な構造を解析し、その特殊な構造が生まれた理由を考察した評論書!

目次

序章 本格ミステリの構造
第1部 奇想の迷宮(創造される奇想―J・D・カー考
鬼のための奇想―高木彬光考
再生される奇想―島田荘司考 ほか)
第2部 叙述の迷宮(ミスディレクションのための叙述―横溝正史の語りと騙り
トリックのための叙述―高木彬光の語りと騙り
プロットのための叙述―都筑道夫の語りと騙り ほか)
第3部 推理の迷宮(復権する推理―ヴァン・ダインとクイーンを例に
奇想をあばく推理―カー、高木彬光、ホック、大山誠一郎を例に
対人ゲームの推理―『ギリシャ棺の秘密』を例に ほか)
終章 本格ミステリの構造解析

著者紹介

飯城 勇三 (イイキ ユウサン)  
1959年宮城県生まれ。東京理科大学卒。エラリー・クイーン研究家にしてエラリー・クイーン・ファンクラブ会長。2011年『エラリー・クイーン論』(論創社)で第11回本格ミステリ大賞“評論・研究部門”を受賞。2018年に『本格ミステリ戯作三昧』(南雲堂)で第18回本格ミステリ大賞“評論・研究部門”を受賞。2021年に『数学者と哲学者の密室』(南雲堂)で第21回本格ミステリ大賞“評論・研究部門”受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)