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「昭和天皇拝謁記」を読む 象徴天皇制への道

出版社名 岩波書店
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-00-061649-2
4-00-061649-8
税込価格 2,860円
頁数・縦 291P 19cm

商品内容

要旨

「拝謁記」編集委員らによる最良の道案内!天皇の肉声が残された現代史の第一級史料「昭和天皇拝謁記」。そこからいったい何が読み取れるのか。すぐれた副読本にして天皇制を考えるための必携本。

目次

なぜ、いま「昭和天皇拝謁記」か
第1部 天皇は戦争をどう認識していたのか(責任転嫁の戦争観―皆反省すればわるい事がある
一九五二年の「おことば」問題―然し戦争の事をいはないで反省の事がどうしてつなぐか)
第2部 象徴天皇制はどうつくられたか(昭和天皇にとっての「象徴」―健全な皇室に対する観念をもつと作興したい
水面下の二重外交―今後日本としてアメリカとは仲よくして行かなければならぬ ほか)
第3部 新しい天皇像、新しい皇室像の模索(人間・昭和天皇の胸の内―長官だからいふのだが
皇弟たちとの確執―皇室全体の首長で陛下はおありなのであります ほか)
第4部 天皇を支えた人びと(宮内庁長官の仕事―廻り道はしても一旦きめたら不退転
宮内庁長官・田島道治―其度毎にそれはいけませんと申続け ほか)

出版社・メーカーコメント

天皇・側近たちの貴重な肉声が残された現代史の第一級史料、「昭和天皇拝謁記」。翻刻にあたった著者陣がその読みどころをわかりやすく解説する。象徴天皇制を始動させるにあたり、天皇は何を考え、宮内庁はじめ周囲はどう動いたのか。最良の「拝謁記」副読本にして、現代の、そしてこれからの天皇制を考えるための必携本。

著者紹介

古川 〓久 (フルカワ タカヒサ)  
1962年生。日本大学文理学部教授
茶谷 誠一 (チャダニ セイイチ)  
1971年生。志學館大学人間関係学部教授
冨永 望 (トミナガ ノゾム)  
1974年生。公益財団法人政治経済研究所研究員
瀬畑 源 (セバタ ハジメ)  
1976年生。龍谷大学法学部准教授
河西 秀哉 (カワニシ ヒデヤ)  
1977年生。名古屋大学大学院人文学研究科准教授
舟橋 正真 (フナバシ セイシン)  
1982年生。淑徳大学人文学部兼任講師
吉見 直人 (ヨシミ マサト)  
1965年生。ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)