平安時代の男の日記
角川選書 672
出版社名 | KADOKAWA |
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出版年月 | 2024年7月 |
ISBNコード |
978-4-04-703728-1
(4-04-703728-1) |
税込価格 | 2,200円 |
頁数・縦 | 351P 19cm |
商品内容
要旨 |
平安時代の日記と聞いて思い浮かべるのは、女性が仮名で書いた『枕草子』『蜻蛉日記』ではないだろうか。しかし、男性貴族や皇族も儀式や政務を子孫に伝えるため、和風の漢文で日記(古記録)を書いていた。応仁・文明の乱の戦禍では、当時の貴族たちは『源氏物語』を見捨てて『御堂関白記』を守り抜いた。古記録は人々が覚悟と努力で遺したものであった。『小右記』『権記』をはじめ16の日記を厳選。男女の日記の違いや、読みどころを解説する。 |
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目次 |
序 女の日記と男の古記録 |
出版社・メーカーコメント
天皇・貴族、武家や僧侶、庶民にいたるまで、日本にはさまざまな日記が残されている。平安貴族、なかでも男性の日記に光を当て、豊かな日記の世界に迫る。女の日記『蜻蛉日記』と藤原道綱母『和泉式部日記』と和泉式部『枕草子』と清少納言『紫式部日記』と紫式部『更級日記』と菅原孝標女男の古記録−平安時代中期『宇多天皇御記』と宇多天皇『醍醐天皇御記』と醍醐天皇『村上天皇御記』と村上天皇『貞信公記』と藤原忠平『清慎公記』と藤原実頼『九暦』と藤原師輔 男の古記録−平安時代後期『権記』と藤原行成『御堂関白記』と藤原道長『小右記』と藤原実資『左経記』と源経頼『春記』と藤原資房