AIなき世界に戻れるか? 物理学者、17の思考実験
インターナショナル新書 144
出版社名 | 集英社インターナショナル |
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出版年月 | 2024年8月 |
ISBNコード |
978-4-7976-8144-4
(4-7976-8144-6) |
税込価格 | 1,034円 |
頁数・縦 | 251P 18cm |
商品内容
要旨 |
AIが人類の存在を脅かし始めたとき、私たちはAIなしの世界に戻ることができるのか?80年近く前に数学者チューリングが問うた「機械は思考できるか」という根源的疑問に立ち戻り、AIと共生する未来を探っていく。また、この宇宙が例外なく法則に支配されている理由を求め、その不自然さを説明できるマルチバース宇宙論について綴る。さらにアインシュタイン、シュレーディンガーら著名な物理学者の知られざる人生など、自由な発想とユーモアで世界の本質を描く科学エッセイ集。 |
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目次 |
AIなき世界に戻れるか? |
出版社・メーカーコメント
AIが人類の存在を脅かしたらどうする?私たちはこの宇宙をどこまで理解できる?大きなテーマを軽やかに綴る科学エッセイ。「AIが人類の存在を脅かしそうになったら、電源を引っこ抜くかハンマーで壊してしまえばいい」という過激な意見がある。だが実際、AIのない世界は実現可能だろうか? AIの氾濫という現代的なテーマから、この宇宙が法則に支配されていることの不思議をマルチバース宇宙論から読み解こうとする根源的な試み、あるいは、アインシュタイン、シュレーディンガーなど著名な物理学者のスキャンダルにいたるまで、自由な発想とユーモラスな文体で読む者をわくわくさせる17篇のエッセイ。【目次より】AIなき世界に戻れるか?我々は宇宙人をどこまで理解できるのかラマヌジャンマシーン物理学者は自由だマルチバースとしてのメタバースをめぐるメタな考察。アインシュタインは本当に「人生最大の失敗」と言ったのか火星と宇宙植物学眠れなくなる桁の桁の話ブラック天文学、24時間戦えますか中国と三体問題基礎科学とヘッジファンドウウウウウウーーーUFOフラットアーサーの言い分「わかる」という意味門前のAI習わぬ経を読む世界を切り刻む科学とありのままに愛でる科学土佐から望む宇宙の果て【著者略歴】須藤 靖(すとう・やすし)高知工科大学特任教授。1958年、高知県生まれ。東京大学理学部物理学科卒業、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了(理学博士)。宇宙物理学、特に観測的宇宙論と太陽系外惑星が専門。東京大学大学院理学研究科物理学専攻教授を経て現職。著書に『一般相対論入門』(日本評論社)、『ものの大きさ』『人生一般ニ相対論』(東京大学出版会)、『この空のかなた』(亜紀書房)、『不自然な宇宙』(講談社ブルーバックス)、『宇宙は数式でできている』『宇宙する頭脳』(共に朝日新書)など多数。