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泳げないカワウソの生きるヒント 「成長」をめぐる生物学

だいわ文庫 490−1C

出版社名 大和書房
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-479-32100-2
4-479-32100-4
税込価格 924円
頁数・縦 222P 15cm

商品内容

要旨

動物、虫、植物、さまざまな生き物たちが進化の過程で培ってきた、成長にまつわる驚きの知恵や工夫の数々を、一冊につめこみました。「カマキリの赤ちゃんが遊ばない理由」「トンボが水たまりに産卵してしまう理由」「カワウソの子が泳げない理由」など、生き物たちをめぐる不思議。その理由を知ることが、人間にとって成長とは何か、「大人になる」とは何かを考えるときに、重要な示唆を与えてくれます。時にユーモラスで、時に悲しく、時に残酷ともいえる、自然界の「成長」の物語から、私たちが生きるヒントを見つける、雑学・教養読み物。

目次

第1章 三億卵を産むマンボウの生きるヒント―大人と子どもはどこが違う?(「大きいものが大人」を疑ってみる
早く大人になることは善? ほか)
第2章 泳げないカワウソの生きるヒント―「遊び」と「学び」(カマキリの赤ちゃんが遊ばない理由
トンボが水たまりに産卵してしまう理由 ほか)
第3章 豹変する親ギツネの生きるヒント―「ふつう」ってなんだろう(オナモミが二種類の種子を持つ理由
私たちの成長にバラつきがある理由 ほか)
第4章 踏まれたままの雑草の生きるヒント―成長の計り方(成長を計ることが困難な理由
雑草が踏まれても立ち上がらない理由 ほか)
第5章 頭を垂れるイネの生きるヒント―成長する力は、どこにある?(イネが草丈を伸ばすのをやめる理由
背の高すぎるイネが不健康な理由 ほか)

著者紹介

稲垣 栄洋 (イナガキ ヒデヒロ)  
1968年、静岡県生まれ。岡山大学大学院修了。農学博士。専門は雑草生態学。農林水産省、農林技術研究所等を経て、静岡大学農学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)