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なぜ愛に傷つくのか 社会学からのアプローチ

出版社名 福村出版
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-571-41079-6
4-571-41079-4
税込価格 4,070円
頁数・縦 441P 20cm

商品内容

要旨

失恋、深い関係を望まない恋人、終わらないパートナー探し―。現代の不幸な恋愛関係・夫婦関係の原因は、幼少期の経験でも未熟な性格でもない。問題なのは、私たちの愛し方を形作る制度的な力である。

目次

第1章 はじめに―愛という名の不幸
第2章 愛の大転換/結婚市場の誕生
第3章 献身恐怖症と新たな恋愛的選択の設計
第4章 承認をめぐる要求―自己の脆弱性と愛
第5章 愛、理性、冷笑
第6章 恋愛的空想から失望へ
第7章 エピローグ

著者紹介

イルーズ,エヴァ (イルーズ,エヴァ)   Illouz,Eva
ヘブライ大学社会学部教授、フランス国立社会科学高等研究院教授。モロッコのフェズ生まれ、10代でフランスに移住。アメリカ合衆国ペンシルバニア大学で博士号を取得後、フランス、ドイツなどで要職を歴任。現代資本主義と感情とのかかわりから「感情資本論」を展開し、現代の感情社会学を牽引する存在である
久保田 裕之 (クボタ ヒロユキ)  
日本大学文理学部社会学科教授。群馬県・桐生市生まれ。早稲田大学第一文学部を卒業後、劇作家・構成作家として活動。その後、国際基督教大学教養学部を経て、大阪大学大学院人間科学研究科修了。博士(人間科学)。専門は、家族社科学、福祉社会学、政治哲学。シェアハウスなど非家族的共同生活実践の経験的研究を軸に、親密性、ケア、共同性についての理論的研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)