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敗北後の思想 ブロッホ グラムシ ライヒ

出版社名 人文書院
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-409-04128-4
4-409-04128-2
税込価格 2,640円
頁数・縦 214P 19cm

商品内容

要旨

なぜ私たちは自らを苦しめる権力を支持するのか?暗い時代の希望とは?社会の問題と格闘した、マルクス主義の思想家、ブロッホ、グラムシ、ライヒを振り返りつつ、エリボンやグレーバーを手がかりとして新しい時代を考える。

目次

第1章 ナチズムと千年王国―エルンスト・ブロッホ(ドイツ革命の敗北とドイツ農民戦争
「千年王国」の夢とマルクス主義 ほか)
第2章 ファシズムとヘゲモニー―アントニオ・グラムシ(『資本論』に反する革命
工場評議会と「赤い二年」 ほか)
第3章 ファシズムの大衆心理―ヴィルヘルム・ライヒ(マルクスとフロイトの総合
『ファシズムの大衆心理』 ほか)
第4章 労働者階級とは何だったのか(労働者階級とプロレタリアート
労働者階級の形成―エドワード・P・トムスン ほか)
終章 敗北後としての現在(政治的主体の形成
「新しい君主」 ほか)

著者紹介

植村 邦彦 (ウエムラ クニヒコ)  
1952年愛知県生まれ。一橋大学大学院博士課程修了(社会学博士)。関西大学名誉教授。専門は社会思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)