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独狼 念真流無間控

出版社名 早川書房
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-15-210354-3
4-15-210354-X
税込価格 2,420円
頁数・縦 353P 19cm

商品内容

要旨

その刹那、秘奥が炸裂した―隻眼の獣にして女形の如き妖艶さ、魔道を歩んできた者のみがもつ気迫に満ちた男、平山雷蔵。汚れ仕事を引き受け、死屍累々のしゃれこうべを野に放つことから、独狼の名で知られていた。いま人を一人、高祖藩から江戸藩邸へと護って連れてゆく。藩主が病没してさらに跡継ぎの定まらぬなか、忠臣たちが血筋の女子・寧乃を男と偽らせて大名跡継ぎに仕立てようということらしい。政争の愚も一切の私情も、独狼には関係の無いこと。昼も夜もと区別なく、寧乃の命を狙う刺客どもに、独狼は血塗られた愛刀・扶桑正宗をただただ斬り上げる。血煙が一面に舞いあがる、斬撃時代小説。

出版社・メーカーコメント

己は人斬り風情、悪党は銭の種にすぎぬ−−隻眼蓬髪の孤高の剣士、雷蔵の元に仕事が舞い込む。男と偽った女子を江戸まで護衛してほしいというのだ。少女は藩を継ぐことを強要され、犠牲になろうとしていた。刺客どもを血の海に沈めた先に待っていたのは……

著者紹介

筑前 助広 (チクゼン スケヒロ)  
2020年「それは、欲望という名の海」でアルファポリス第6回歴史・時代小説大賞特別賞を受賞し、2022年『谷中の用心棒 萩尾大楽 阿芙蓉抜け荷始末』と改題して出版デビュー。さらに同作は、第11回日本歴史時代作家協会賞書き下ろし文庫新人賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)