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血の魔術書と姉妹たち

出版社名 早川書房
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-15-210355-0
4-15-210355-8
税込価格 3,410円
頁数・縦 485P 19cm

商品内容

要旨

血のインクで綴られた本に導かれ、再会した姉妹の運命が動き出す。バーモント州の片田舎に屋敷を構えるカロテイ家は、祖父の代から収集した魔術書を守って暮らしてきた。本に記された、命を奪ったり火を放ったりするような数々の魔術は世界の理を揺るがすもので、魔術書を手に入れ、その力を手にしたいと狙う人間が後を絶たなかった。カロテイ家の異母姉妹、エスターとジョアンナは、父エイブとともに、本を守る結界の呪文が張られた家でひっそりと隠れ暮らしていたが、魔術が効かない姉エスターは家を離れ、各地を転々とする生活を送るようになる。いっぽう、父の死後、魔術を使う力を父から受け継いだ妹のジョアンナは家に閉じこもり、魔術書と生きる生活を続けていた。だがエスターに魔術書を狙う者の魔の手が迫り、それをきっかけに姉妹は再会し、魔術書をめぐる陰謀渦巻く世界に足を踏み入れることになる―。“ニューヨーク・タイムズ”紙の「2023年ベストSF&ファンタジー」の一冊に選ばれた、秘密の書物と姉妹をめぐるミステリアス・ファンタジー。

出版社・メーカーコメント

血で記された古代の魔法本を代々守護してきた家に生まれた異母姉妹のエスターとジョアンナ。離ればなれになっていた姉妹は父の死をきっかけに再会し、想像を遙かに超える危険な魔法の世界に足を踏み入れる。本と血と姉妹をめぐるドラマティック・ファンタジー

著者紹介

トルジュ,エマ (トルジュ,エマ)   T¨orzs,Emma
モンタナ大学ミズーラ校で修士号を取得。SF雑誌に短篇を掲載後、2023年に本作『血の魔術書と姉妹たち』で長篇デビュー。大きな話題を呼び、“ニューヨーク・タイムズ”紙が選ぶ「2023年ベストSF&ファンタジー」および、“100 Notable Books of 2023”の一冊に選出された。現在はミネソタ州ミネアポリス在住。マカレスター大学で教鞭をとっている
田辺 千幸 (タナベ チユキ)  
ロンドン大学社会心理学科卒、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)