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沈黙の声

遠藤周作初期エッセイ

出版社名 河出書房新社
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-309-03198-9
4-309-03198-6
税込価格 2,420円
頁数・縦 243P 20cm

商品内容

要旨

ジブチとリヨン。悪魔的な二つの街で作家は神の声を聴こうとした―。『沈黙』につながる貴重な表題作ほか、創作体験と作中人物、文学と聖書に触れた講演録も収録!

目次

1 沈黙の声
2(ある仏蘭西人の家庭と
幼年の頃の二月 ほか)
3(ブラック・ユーモアを排す
テレビと人間―フマジメと視聴率の関係 ほか)
4(神の存在
日本人と母親 ほか)
5(自分と出会う―キチジローは私だ
自作再見―『スキャンダル』 ほか)
6(創作体験と作中人物
私の文学と聖書)

著者紹介

遠藤 周作 (エンドウ シュウサク)  
1923年、東京生まれ。幼年期を旧満州大連で過ごす。神戸に帰国後、十二歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒業。50年から53年までフランスに留学。一貫して日本の精神風土とキリスト教の問題を追究する一方、ユーモア小説や歴史小説、戯曲、「狐狸庵もの」と称される軽妙洒脱なエッセイなど、多岐にわたる旺盛な執筆活動を続けた。55年「白い人」で芥川賞、58年『海と毒薬』で新潮社文学賞、毎日出版文化賞、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞、79年『キリストの誕生』で読売文学賞、八〇年『侍』で野間文芸賞、九四年『深い河』で毎日芸術賞、九五年文化勲章受章。九六年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)