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アニメ・エクスペリエンス 深夜アニメ研究の方法

叢書パルマコン・ミクロス 08

出版社名 創元社
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-422-70178-3
4-422-70178-9
税込価格 2,750円
頁数・縦 333P 19cm

商品内容

要旨

「なぜ、深夜アニメは総合芸術として優れているのか」を明らかにする、今までにない哲学的アニメ研究。“宇宙よりも遠い場所”“すべてがFになる”“魔法少女まどか☆マギカ”“Re:ゼロから始める異世界生活”“PSYCHO‐PASS”“Steins;Gate”などの名作を哲学者が「読む」。

目次

序 16:9の画面と視聴者、そのあいだに起こる経験
1(速度の芸術としてのアニメ―『宇宙よりも遠い場所』
退屈という速度の経験―『すべてがFになる』
カタストロフ表象の変遷、およびそれにともなうジェンダー表象の変遷?―『魔法少女まどか☆マギカ』)
2(断絶と連続、今敏の時代 一九九七〜二〇〇六―深夜アニメ時代の前史にて
マテリアルのイマジネイション―二〇一〇年代深夜アニメにおける肉と金属)
3(働く者たちの倦怠、また日が昇る―『Re:ゼロから始める異世界生活』
銃口は誰に向けられる―『PSYCHO‐PASS』
もう一人の自分を観測する/に観測されること―『Steins
Gate』)

著者紹介

川口 茂雄 (カワグチ シゲオ)  
1976年兵庫県生まれ。上智大学文学部哲学科教授。専門は認識論、解釈学、歴史哲学、宗教哲学。博士(文学)。京都大学文学部卒業。日本学術振興会特別研究員PD(東京大学)、ベルリン工科大学客員研究員、甲南大学准教授、上智大学准教授などを経て現職。日本アニメーション学会機関誌編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)