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名画に見る「悪」の系譜

出版社名 新潮社
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-10-353232-3
4-10-353232-7
税込価格 1,980円
頁数・縦 190P 20cm

商品内容

要旨

ホガースが描いた動物を虐待していた少年の末路。カバネルが描いたクレオパトラの冷たい視線の先には?ゴヤが描いた、旅人を襲う強盗の非情。ジョージ・グロスが悪徳政治家の頭のなかに詰めたものは?ドラクロワが描いた不条理な虐殺。古より現代まで画家たちが突き動かされて描いたさまざまな「悪」!

目次

スタートは動物虐待
異形としてあらわれる悪
生殺与奪
目的の正当性
エヴァ
暴飲暴食
裏切り者
殺人教唆
見得を切る
虚栄
スリ
旅のリスク
ハニートラップ
悪徳政治家
死への道連れ
悪夢
貧困
悪を踏む

出版社・メーカーコメント

目をそむけたくなるほどの「悪」。画家たちはどう描いたのか。裏切り、殺人、悪徳政治、虚栄、動物虐待、盗み、貧困……。あるときは背筋が凍るほど血なまぐさく、またあるときは魅惑されるほどに美しく描かれた「悪」の姿。名画に刻印された「悪」の深層を『怖い絵』の著者が歴史的、文化的背景をふまえて解いたときに見えてくる、人間との分かちがたい関係とは。カラー図版42点収録。

著者紹介

中野 京子 (ナカノ キョウコ)  
北海道生まれ。作家、ドイツ文学者。西洋の歴史や芸術に関する雑誌連載、書籍などの執筆のほか、講演、テレビ出演など幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)