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隠された顔 絵巻のなかの尊きものたちの描き方

出版社名 教育評論社
出版年月 2024年9月
ISBNコード 978-4-86624-105-0
4-86624-105-5
税込価格 2,640円
頁数・縦 223P 21cm

商品内容

要旨

天皇と神様は顔出しNG!?姿を見せない天皇や、見てはならない日本の神々をどのように表したのか。平安〜鎌倉絵巻を中心に、“見えないように描く”表現を探る!

目次

第1章 貴族の顔はみんな同じ?(引目鉤鼻―源氏物語絵巻
似顔絵を描かれるのを嫌う貴族たち―最勝光院の障子絵
隆信の似顔絵―承安五節絵)
第2章 天皇の顔を隠すか描くか(御簾で隠される天皇の顔―信貴山縁起絵巻
顔の見えない主人公―なよ竹物語絵巻
どんな場合に天皇の顔が描かれるのか―伴大納言絵巻
天皇の顔を隠すのはなぜか―絶世の美女の場合と比べて)
第3章 見てはならない神の顔を描く(見えない神々を形にする―自然物から宮曼荼羅まで
神々の縁起絵巻を描く―北野天神縁起絵巻
どのように顔を隠すか―春日権現験記絵巻
仏の顔が描かれた縁起絵巻―霊験仏の縁起絵巻
誰が一番偉いのか―縁起絵巻で神の顔を隠すこと)

著者紹介

山本 陽子 (ヤマモト ヨウコ)  
早稲田大学大学院文学研究科(美術史)博士課程後期単位取得。博士(文学)。東邦音楽大学・早稲田大学・跡見学園女子大学・東京純心女子大学・多摩美術大学・一橋大学大学院・お茶の水女子大学・二松学舎大学非常勤講師を経て、明星大学教育学部教授。専門は日本中世絵画史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)