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ネコのムル君の人生観 上

光文社古典新訳文庫 KAホ3−4

出版社名 光文社
出版年月 2024年9月
ISBNコード 978-4-334-10420-7
4-334-10420-7
税込価格 1,540円
頁数・縦 451P 16cm
シリーズ名 ネコのムル君の人生観

商品内容

要旨

人のことばを理解し、読み書きを習得した雄ネコのムルが綴る自伝と、架空の音楽家クライスラーの伝記が交差する傑作長編。上巻はムルの生い立ちから、友だちのプードル犬ポントとの友情、美猫との恋話など青年時代まで。愛猫家必読!ネコ愛あふれる訳者による抜群に読みやすい新訳。

目次

第1章 五感でとらえた生 青春時代
第2章 青年の人生経験 われもまたアルカディアに

出版社・メーカーコメント

人語を解するネコのムルが執筆した回想録と、架空の音楽家クライスラーの伝記とが交差するホフマンの長編代表作。ムルは飼い主の先生の書物から文字をおぼえ、書斎の本を読み漁って知識を蓄え書くことを習得する。そして、「ドイツ教養小説」の定型にしたがった自伝を記そうとするのだが、そのとき、楽長クライスラーの伝記を吸い取り紙や下書きに使ってしまい……。豊富な訳注と抜群に読みやすい訳文でホフマンの世界を堪能する。

著者紹介

ホフマン,エルンスト・テオドール・アマデウス (ホフマン,エルンストテオドールアマデウス)   Hoffmann,Ernst Theodor Amadeus
1776‐1822。ドイツの作家。ケーニヒスベルク生まれ。2歳のときに母の実家に引き取られる。ケーニヒスベルク大学法科に入学後、もっぱら作曲や楽器演奏、絵画に励む。卒業後、司法官試補を経て陪席判事に任じられる。1804年、南プロイセン政庁参事官としてワルシャワ入りし、2年後、ナポレオン軍のワルシャワ侵攻のために失職。劇場音楽監督の職を求めてバンベルク劇場と契約。支配人補佐の地位を得た後、作曲家、演出家として活躍する。1814年『カロ風幻想作品集』を出版。旺盛な作家活動を展開し、一躍、流行作家となる。その後、ベルリン大審院判事に復職した。46歳で、脊椎カリエスのため死去
鈴木 芳子 (スズキ ヨシコ)  
1987年、早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。翻訳家・ドイツ文学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)