• 本

権力の心的な生 主体化=服従化に関する諸理論

改訳決定版

出版社名 月曜社
出版年月 2024年9月
ISBNコード 978-4-86503-192-8
4-86503-192-8
税込価格 3,520円
頁数・縦 295P 19cm
シリーズ名 権力の心的な生

商品内容

要旨

私たちの主体形成の過程において、社会的統制の暴力は、外側から一方的に行使されるのではなく、自分自身に「振り向くこと」、良心、自己叱責といった心的なものを通じて機能する。権力による「主体化=服従化」の過程を、フーコー、アルチュセール(権力理論)と、ヘーゲル、ニーチェ、フロイト(心的なものの理論)から徹底的に考察し、抵抗の契機を模索する。重要な訳語を再検討し改訂した改訳決定版。

目次

第1章 頑固な愛着、身体の服従化―不幸な意識をめぐるヘーゲルを再読する
第2章 疚しい良心の回路―ニーチェとフロイト
第3章 服従化、抵抗、再意味化―フロイトとフーコーの間で
第4章 「良心は私たち皆を主体にする」―アルチュセールによる主体化=服従化
第5章 メランコリー的ジェンダー/拒否される同一化
第6章 心的な始原―メランコリー、両価性、怒り

著者紹介

バトラー,ジュディス (バトラー,ジュディス)   Butler,Judith
カリフォルニア大学バークレー校大学院特別教授
佐藤 嘉幸 (サトウ ヨシユキ)  
筑波大学人文社会系准教授
清水 知子 (シミズ トモコ)  
東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)