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松尾芭蕉/おくのほそ道

河出文庫 ま26−1 古典新訳コレクション 28

出版社名 河出書房新社
出版年月 2024年9月
ISBNコード 978-4-309-42133-9
4-309-42133-4
税込価格 880円
頁数・縦 284P 15cm

商品内容

要旨

「閑さや岩にしみ入〓の声」「秋深き隣は何をする人ぞ」―俳句を和歌と同等の価値にまで高め「蕉風」を確立した俳諧の巨匠・松尾芭蕉。東北・北陸の各地を旅し、研ぎ澄まされた感性で綴られた夢幻的紀行「おくのほそ道」の新訳をはじめ、数々の名句から精選し、その文学的・詩的魅力を深く読み解く。人間存在の本質を突く十七文字の小宇宙に、現代の日本語で迫る最良の入門書。

目次

百句(波の花と雪もや水にかえり花
雲を根に富士は杉なりの茂かな
夏の月ごゆより出て赤坂や
秋来にけり耳をたづねて枕の風
行雲や犬の欠尿むらしぐれ ほか)
連句(「狂句こがらしの」の巻(冬の日)
「鳶の羽も」の巻(猿蓑))

著者紹介

松浦 寿輝 (マツウラ ヒサキ)  
1954年東京生まれ。詩人・小説家。東京大学名誉教授。2000年「花腐し」で芥川賞受賞。著書に『半島』(読売文学賞)、『川の光』、『エッフェル塔試論』(吉田秀和賞)、『折口信夫論』(三島由紀夫賞)、『明治の表象空間』(毎日芸術賞特別賞)、『afterward』(鮎川信夫賞)、『名誉と恍惚』(谷崎潤一郎賞・Bunkamuraドゥマゴ文学賞)、『人外』(野間文芸賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)