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デジタル権威主義 技術が変える独裁の“かたち”

出版社名 芙蓉書房出版
出版年月 2024年9月
ISBNコード 978-4-8295-0885-5
4-8295-0885-X
税込価格 3,300円
頁数・縦 267P 21cm

商品内容

要旨

デジタル技術は政治の未来をどう変える?気鋭の研究者14名による最新論考を一挙収録!

目次

序章 デジタル権威主義の分析枠組み―デジタル技術が権威主義体制の安定化/不安定化にもたらす効果
第1章 中国の「デジタル権威主義」―「中国式の統治システム」は、なぜ民主主義に対する脅威と言われるのか
第2章 ロシアにおけるデジタル権威主義―なぜ反戦は反プーチンにならないのか?
第3章 中東におけるデジタル権威主義―デジタル抑圧、地政学、「監視資本主義」
第4章 東南アジアにおけるデジタル抑圧および影響力工作と市民社会
第5章 ラテンアメリカの権威主義体制とデジタル技術―権威主義化が進むエルサルバドルを事例として
第6章 ウガンダにおけるデジタル権威主義―ハイブリッド独裁国家におけるソーシャルメディアを巡る駆け引き
第7章 サイバー国際規範をめぐる交錯―権威主義陣営と民主主義陣営のすれ違い
第8章 SNSは権威主義に対する支持を高めるのか―権威主義的パーソナリティ研究から考える
第9章 ソーシャルメディアを活用した反政府運動が権威主義に対抗する方法―フレーム、資源、レパートリーによる国際連帯モデル
終章 デジタル権威主義論再考―デジタル技術と政治体制の関係を問い直す

著者紹介

大澤 傑 (オオサワ スグル)  
愛知学院大学文学部英語英米文化学科准教授。博士(安全保障学)。主著に、「ニカラグアにおける個人化への過程―内政・国際関係/短期・長期的要因分析」『国際政治』第207号(2022年3月)=第15回「日本国際政治学会奨励賞」受賞、『独裁が揺らぐとき―個人支配体制の比較政治』(ミネルヴァ書房、2020年)=2021年度「ラテン・アメリカ政経学会研究奨励賞」受賞など
五十嵐 隆幸 (イガラシ タカユキ)  
防衛研究所地域研究部中国研究室専門研究員。博士(安全保障学)。主著に、『大陸反攻と台湾―中華民国による統一の構想と挫折』(名古屋大学出版会、2021年)=第38回「大平正芳記念賞」受賞、第12回「地域研究コンソーシアム賞」受賞、第8回「猪木正道賞(正賞)」受賞、第34回「佐伯喜一賞」受賞など
岡田 美保 (オカダ ミホ)  
防衛大学校総合教育学群教授。博士(安全保障学)
野呂〓 葉子 (ノロセ ヨウコ)  
防衛大学校防衛学教育学群戦略教育室准教授。博士(工学)
溝渕 正季 (ミゾブチ マサキ)  
明治学院大学法学部准教授。博士(地域研究)
木場 紗綾 (キバ サヤ)  
神戸市外国語大学国際関係学科准教授博士(政治学)
荊 元宙 (ケイ ゲンチュウ)  
台湾国防大学政治作戦学院中共軍事事務研究所副教授兼所長政治学博士
大場 樹精 (オオバ コダマ)  
獨協大学国際教養学部言語文化学科専任講師博士(国際関係論)
オドマロ,ムバンギジ (ODOMARO,MUBANGIZI)  
プロポーズド・ヘキマ大学副学長兼教務部長(ケニア)Ph.D(社会倫理学)
ヴィック・ルクワゴ,サリ (VICK LUKWAGO,SSALI)  
愛知学院大学文学部英語英米文化学科外国人教師博士(グローバル社会研究)
持永 大 (モチナガ ダイ)  
芝浦工業大学システム理工学部准教授博士(工学)
原田 有 (ハラダ ユウ)  
防衛研究所政策シミュレーション室・サイバー安全保障研究室主任研究官修士(国際関係論)
寺田 孝史 (テラダ タカシ)  
防衛大学校防衛学教育学群統率・戦史教育室准教授博士(安全保障学)
横尾 俊成 (ヨコオ トシナリ)  
慶應義塾大学SFC研究所上席所員博士(政策・メディア)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)