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傍流の巨人渋沢敬三 民俗と実業の昭和史

出版社名 現代書館
出版年月 2024年9月
ISBNコード 978-4-7684-5962-1
4-7684-5962-5
税込価格 2,200円
頁数・縦 206P 20cm

商品内容

要旨

「大事なことは主流にならぬことだ。傍流でよく状況をみていくことだ」“オルタナティブ”で、“規格外”。“日本資本主義の父”渋沢栄一の孫、民俗学者・宮本常一の支援者。多彩な顔をもつ巨人の全貌と、その思想の“非主流性”を描き出す。

目次

第1章 “民俗”と“実業”のはざまで(“日本資本主義の父”の孫
アチック・ミューゼアムという「場」
「花祭」というきっかけ
「民具」からみた日本
渋沢敬三が育てた人びと
戦争の時代へ)
第2章 『祭魚洞雑録』『祭魚洞襍考』ほかを読む(最初の単行本―『祭魚洞雑録』
「延喜式」への着目―『祭魚洞襍考―第一部日本水産史研究』
滋味に富む“雑文集”―『犬歩当棒録―祭魚洞雑録第三』
渋沢敬三『雪国の春』―『東北犬弁当俸録』
外交と科学―『南米通信』)
第3章 “非主流”の証明(「フィランソロピスト」として
規格外の思想家
民間学としての「渋沢学」
渋沢敬三という「オルタナティブ」)

著者紹介

畑中 章宏 (ハタナカ アキヒロ)  
民俗学者。1962年大阪府生まれ。近畿大学法学部卒業。災害伝承・民間信仰から、最新の風俗・流行現象まで幅広いテーマに取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)