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終わるまではすべてが永遠 崩壊を巡るいくつかの欠片

出版社名 青土社
出版年月 2024年9月
ISBNコード 978-4-7917-7659-7
4-7917-7659-3
税込価格 2,860円
頁数・縦 322P 19cm

商品内容

要旨

何者かになることを強いられる時代に。生産性という計量可能な尺度によって物事が計られる世界で、私たちは疲弊し、無能感に取り憑かれているようだ。生まれてこないほうがよかったと嘆き、ここではないどこかへ脱出したいと願うとき、どこへ向かうことができるのか。加速に抗い、生に抗いながら生きる筆者が、政治・文化・思想を経巡りながら自由に紡ぎだす未来像。

目次

1 加速する世界の憂鬱(気をつけろ、外は砂漠が広がっている マーク・フィッシャー私論
魔女、ダンス、抵抗 現代魔女とクラブカルチャーの交差点
終わるまではすべてが永遠 永劫回帰と無為
「社会正義」に対する逆張りの系譜 イーロン・マスク、ピーター・ティール、ジョーダン・ピーターソン)
2 生まれてこないほうがよかった―ではどこへ?(さようなら、いままで夢をありがとう “名前のない特性”を巡って
生に抗って生きること 断章と覚書
この世界、そして意識 反出生主義のユートピア(?)へ
男たちの営みを巡るいくつかの雑多な引用)
3 現実としてのここではないどこか(ダークの系譜 ヨーロッパ新右翼から暗黒啓蒙へ
一九八四年のメタバース
Qアノン、代替現実、ゲーミフィケーショ間ン
加速に抗う音楽たち リヴァーブが木霊するYouTubeの亡霊空間
未来のユートピア的ノスタルジー的遠方 ヴェイパーウェイヴは代替現実の夢を視る)

著者紹介

木澤 佐登志 (キザワ サトシ)  
1988年生まれ。文筆家。インターネット文化、思想など複数の領域に跨った執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)