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歴史学はこう考える

ちくま新書 1815

出版社名 筑摩書房
出版年月 2024年9月
ISBNコード 978-4-480-07640-3
4-480-07640-9
税込価格 1,034円
頁数・縦 281P 18cm

商品内容

要旨

史料の山に埋もれ、ひたすら解読している?過去の出来事の是非を論争する?このようなイメージがある歴史学では実際に何が営まれているのか。明らかにしたいものは様々でも、歴史学には共通のプロセスがある。史料とはなにか。それをどう読んでいるのか。そこからオリジナルな議論をいかに組み立てるのか。歴史について語る前に、最低限知っておきたい考え方を解説する。

目次

第1章 歴史家にとって「史料」とは何か
第2章 史料はどのように読めているか
第3章 論文はどのように組み立てられているか(1)―政治史の論文の例
第4章 論文はどのように組み立てられているか(2)―経済史の論文の例
第5章 論文はどのように組み立てられているか(3)―社会史の論文の例
第6章 上からの近代・下からの近代―「歴史についての考え方」の一例

出版社・メーカーコメント

史料とは何か? 解釈が複数になるのはなぜ? 安易な議論に振り回されないために、歴史家が築いてきたこれらの理屈を学べば、歴史の解像度がもっとあがる!

著者紹介

松沢 裕作 (マツザワ ユウサク)  
1976年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程中退、博士(文学)。東京大学史料編纂所助手・助教、専修大学経済学部准教授をへて、慶應義塾大学経済学部教授。専門は日本近代史、史学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)