漫画のカリスマ 白土三平、つげ義春、吾妻ひでお、諸星大二郎
光文社新書 1329
出版社名 | 光文社 |
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出版年月 | 2024年9月 |
ISBNコード |
978-4-334-10424-5
(4-334-10424-X) |
税込価格 | 1,034円 |
頁数・縦 | 285P 18cm |
商品内容
要旨 |
4人の漫画家、白土三平、つげ義春、吾妻ひでお、諸星大二郎。いずれも個性的な作品を描き続け、今も熱狂的なファンを持つ。あらゆる表現ジャンルと同様、最尖鋭の表現は、必ずしも売れる作品とはならず、マニアックなものにとどまるケースも多い。だが時代を経ても色あせない「漫画のカリスマ」ともいうべき表現者たちは、後続の漫画家(志望者)たちを惹きつけ、畏敬され、その遺伝子が次世代のポピュラーな表現を形作っていく。全共闘・全学連世代の青年層に支持され思想的な影響力を持った白土やつげが活躍した漫画雑誌は『ガロ』。一方、トキワ荘グループの一世代後の吾妻や諸星は、雑誌『COM』周辺から世に出、’70〜’80年代の若者に支持され、今日のオタク文化の主体を形作った。彼らはどんな方法で時代を掴み取り、本質を抉る表現に到達したのか。その作品はどう社会を動かし、変えたのか。4人の作品と生涯を通し昭和戦後から現在に至る日本の精神史を読み解く。 |
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目次 |
第1章 白土三平―革命願望と権力の神話(圧倒的な死のリアル―白土三平の出自と原点 |