• 本

可及的に、すみやかに

出版社名 中央公論新社
出版年月 2024年9月
ISBNコード 978-4-12-005829-5
4-12-005829-8
税込価格 1,980円
頁数・縦 221P 20cm

商品内容

要旨

大人だって道に迷う時あるよ―。離婚を機に実家へ戻った詩織。彼女と息子・翔を支えるのは、折り合いの悪い母、寡黙な父、そして元夫と付き合い始めた親友だった。『あくてえ』で注目の著者、初の連作二篇!

出版社・メーカーコメント

大人だって道に迷うことあるよ−−。離婚を機に実家へ戻ったシングルマザーの詩織は、両親や友人たちとゆるやかに繋がりながら、七歳になる息子・翔との日々を積み上げていく(『可及的に、すみやかに』)。引きこもりの息子・蒼汰を案ずる幸子は、些細なきっかけから万引きに溺れていく。罪を重ねていく幸子を待つものとは(「掌中」)。ままならぬ日々を、それでも進むひとたちへ。純文学界注目の書き手が母と子を描く中編二編。

著者紹介

山下 紘加 (ヤマシタ ヒロカ)  
1994年、東京都生まれ。2015年「ドール」で文藝賞を受賞しデビュー。22年「あくてえ」で第167回芥川賞候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)