• 本

くらくらのブックカフェ

講談社・文学の扉

出版社名 講談社
出版年月 2024年9月
ISBNコード 978-4-06-536903-6
4-06-536903-7
税込価格 1,650円
頁数・縦 203P 20cm

商品内容

要旨

1つだけでも、続けて読んでもおもしろい!現代児童文学界のトップランナーたちが描く夢の競作リレー小説!猫にいざなわれた人だけがたどり着けるふしぎなブックカフェ。さあ、くらくらするような物語をどうぞ。

出版社・メーカーコメント

【対象小学上級以上】<児童文学のトップランナー5人がつむぐ珠玉のアンソロジー第四弾。くらくらするような物語をあなたに!>みなさんは、蔵を知っていますか。もしかしたら観光地で見かけたことがあるかもしれませんね。二階建ての家くらいの細い建物で、外から見るとストンとした長細い形をしています。ちょっと変わった形なのですぐに分かるかもしれませんね。瓦屋根で、白壁や黒い板張りのことが多く、入口以外に窓はありません。もともと蔵は、穀物や家財などを入れておくための建物でしたが、最近では、内部をリフォームしてカフェや雑貨店として使われていることがあります。私もそんな蔵カフェのマスターの一人です。自慢のカフェラテを飲みながら、本が読めるブックカフェで、店には何千冊もの本があります。ある町の住宅街でひっそりと営業していますが、ちょっと不思議なことがおこるらしく、小学生にも人気です。どんな不思議があるかですって?それはカフェにやって来た人たちにきいた方がいいですね。なにしろ私の仕事は、やって来たお客さんのために、その人にぴったりの飲み物やスイーツをお出しするだけなのですから。いえ、だけではないかもしれません……。さあ、今日はどんな人たちと出会えるでしょう。相棒の猫たちと一緒に、みなさんのお越しをお待ちしています。 (『くらくらのブックカフェ』プロローグより)町はずれにある蔵を改造したブックカフェ。偶然出会った猫にいざなわれて扉を開けると、不思議な雰囲気をまとうマスターが、あなたに合った飲み物とスイーツを出してくれます。そこで出会う本は、あなたのことをずっと待っていた本たちなのです……。さあ、どんな物語があなたを待っているのでしょうか?『ぐるぐるの図書室』『ぎりぎりの本屋さん』『じりじりの移動図書館』を描いた児童文学作家5人が、とあるブックカフェを舞台に、本にまつわる5色の物語をつむぎます。

著者紹介

まはら 三桃 (マハラ ミト)  
1966年、福岡県生まれ。2005年、「オールドモーブな夜だから」で第46回講談社児童文学新人賞佳作に入選(『カラフルな闇』と改題して刊行)。『おとうさんの手』(講談社)が読書感想画中央コンクール指定図書に選定。『鉄のしぶきがはねる』(講談社)で第27回坪田譲治文学賞、第4回JBBY賞を受賞
廣嶋 玲子 (ヒロシマ レイコ)  
1981年、神奈川県生まれ。2005年、『水妖の森』(岩崎書店)で第4回ジュニア冒険小説大賞を受賞してデビュー。『狐霊の檻』(小峰書店)で第34回うつのみやこども賞を受賞
濱野 京子 (ハマノ キョウコ)  
1956年、熊本県に生まれ、東京に育つ。『フュージョン』(講談社)で第2回JBBY賞、『トーキョー・クロスロード』(ポプラ社)で第25回坪田譲治文学賞を受賞
菅野 雪虫 (スガノ ユキムシ)  
1969年、福島県生まれ。2002年、「橋の上の少年」で第36回北日本文学賞を受賞。2005年、「ソニンと燕になった王子」で第46回講談社児童文学新人賞を受賞(『天山の巫女ソニン1 黄金の燕』と改題して刊行)。同作で第40回日本児童文学者協会新人賞を受賞
工藤 純子 (クドウ ジュンコ)  
1969年、東京都生まれ。『セカイの空がみえるまち』(講談社)で第3回児童ペン賞少年小説賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)