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大使が語るリトアニア

星海社新書 311

出版社名 星海社
出版年月 2024年9月
ISBNコード 978-4-06-536720-9
4-06-536720-4
税込価格 1,430円
頁数・縦 222P 18cm

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要旨

「リトアニア」と聞いて何を連想するだろうか。日本では、バルト三国の一国であり、杉原千畝が同国の日本領事館で「命のビザ」を発給していたことなどが知られるが、その自然や歴史、文化などについて詳しい人は少ないだろう。いまだ「旧ソ連」のイメージを持つ人も少なくないが、実際はどうなのだろうか。本書は、駐日リトアニア大使である著者が、日本人に向けて日本語で、リトアニアの歴史、アイデンティティ、宗教や行事といった文化、自然、さらに現在の様子などを紹介する。リトアニア人は穏やかである一方、ソ連時代に独立を宣言した最初の国となるなど勇気のある人々だと述べる。またリトアニアは食料自給率が高いほか、ICT(情報通信技術)やフィンテックに強く、2018年には国内に欧州初のブロックチェーン・センターが設立されるなど日本より進んでいる面もあるようだ。著者は駐日リトアニア大使。1978年リトアニア・カウナス生まれ。2008年ヴィータウタス・マグヌス大学アジア研究センター長。11年同大学政治学部博士、15年同大学文学部文化研究科准教授。22年から現職。金沢大学、早稲田大学への留学経験があり、リトアニアにおける日本語学の第一人者として知られる。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2024年10月29日]

商品内容

要旨

知日派大使が語るリトアニアの奥深い世界。「杉原千畝ゆかりの国」「バルト三国の一つ」―リトアニアについて、多くの日本人にはこんなイメージがあるのではないでしょうか。しかし、それだけでは語り尽くせない深い魅力がリトアニアにはあります。古代には現代まで受け継がれる自然崇拝を生み、中世にはヨーロッパ最大の国として栄華を極め、近代はソ連の抑圧に抗いながら多彩な文化人を輩出した激動の歴史。北欧・西欧・東欧の文化が入り交じったユニークな年中行事や伝統芸術。「一番高い山が標高294メートル」という平地と森の国ならではのナチュラルな食文化…他にもまだまだあります。さあ、駐日リトアニア大使が語るリトアニアの世界を一緒に旅しましょう!

目次

第1章 リトアニアの象徴とアイデンティティ
第2章 リトアニアの宗教と年中行事
第3章 リトアニアの自然
第4章 歴史、観光、日本とリトアニアの絆
第5章 リトアニアの食文化
第6章 リトアニアの伝統文化と芸術
第7章 現在のリトアニア

出版社・メーカーコメント

日本語学者にして駐日リトアニア大使の著者が、歴史や文化、自然から旅行ガイドまですべての魅力を語り尽くしたリトアニア入門の決定版!

著者紹介

ジーカス,オーレリウス (ジーカス,オーレリウス)   Zykas,Aurelijus
駐日リトアニア大使。1978年カウナス生まれ。2008年ヴィータウタス・マグヌス大学アジア研究センター長、2011年ヴィータウタス・マグヌス大学政治学部博士、2015年ヴィータウタス・マグヌス大学文学部文化研究科准教授。2016年にリトアニア語日本語辞書(jishokun.lt)を編集するなど、リトアニアでの日本語教育や日本文化の普及に携わったのち、2022年に駐日リトアニア大使に就任。金沢大学、早稲田大学への留学経験があり、リトアニアにおける日本語学の第一人者として知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)